アルコールを嗜む方なら、一度は経験したことがあるはずの「二日酔い」。
ひどい吐き気と頭痛に悩まされて、何度も反省しているはずなのに・・・。
本日はそんな懲りない人のための、二日酔いケア方法をご紹介します。(笑)
二日酔いがもたらす不快症状のワケ
「私、お酒が弱いんです。」
「あの人はいくら飲んでも酔わなくて、お酒が強いのね。」
なんて会話は、大人になって食事の席で交わされることが往々にしてありますが、この“お酒が強いか弱いか“はアルコールを分解する酵素を肝細胞が作れるか否かで決まります。
体内に入ったアルコールは、胃で20%が吸収され、残りの80%が小腸で吸収されます。
肝臓の処理能力には限界があるので、短時間にたくさんのアルコールを摂取すると分解酵素の供給が間に合いません。
時間の経過とともに、アルコールはアセトアルデヒドという成分に変化し、これが頭痛や悪心、嘔吐などの不快な酔い、いわゆる悪酔いの原因です。
悪酔いが次の日まで持ち越されると、アルコールを完全に代謝するまで長いときには24時間かかります。
そしてアルコールを分解しようと、フル回転で働いた肝細胞の機能回復には、完全にアルコールを抜いた状態で48時間かかると言われています。
やってしまった!! 二日酔いのケア
“飲み過ぎない“。これが一番ですがついつい楽しくなって飲み過ぎてしまい、翌朝恐ろしいほどの不快症状とともに猛省状態になってしまったら。
まずは水分補給が何よりも必須です。
アルコールは利尿作用があるので、翌朝の体内はカラカラの水分不足状態です。そして頭痛や倦怠感は体内のアセドアルデヒドが原因です。
水分補給をすることで脱水状態を改善し、体内のアセドアルデヒドを薄めてくれます。
このとき嘔吐などの症状がある場合は、お水よりスポーツドリンクや経口補水液を飲むのがベストです。
嘔吐や尿の排出よって体内に必要なミネラルや塩分、糖分などが不足してしまうので、なるべく常温に近いものを飲むのがおすすめです。
嘔吐が治まり、何か口に出来るようであれば梅醤番茶がおすすめです。
梅干しには解毒作用のあるクエン酸や、肝機能を活性化してくれるピクリン酸が含まれています。
梅醤番茶は昔からある自然なお手当方法で、中に入っている梅干しと醤油、生姜、番茶の有効成分が相乗的に働き、疲労回復や胃腸強化、風邪などのときの特効薬として古くから伝えられてきた方法です。
私も何度お世話になっていることか・・・・。笑
また、肝機能の働きをアップさせて、アセトアルデヒドの産生を防止するなら、アミノ酸やビタミンBの摂取が二日酔いの早期解消にもつながります。
飲む前と飲んだ後のケアに飲むサプリとして代表的な成分は
・ウコン(クルクミン)
・マリアアザミ(ミルクシスル)
・アミノ酸
・ビタミン
などがありますが、どれも肝臓の活性化と代謝を促すサポートをしてくれます。
個人的には、どれも飲み過ぎには対応しきれません。(笑)
あくまで労ってくれるお助けアイテムとして活用はしています。
効果効能も個人差があり、ウコンが合う方もいれば、アミノ酸が効くという方もいらっしゃますので、どうしても飲む機会が多い方は、飲み過ぎない程度で試してみるのもアリではないでしょうか?
外からのケア
ある程度体力があってお風呂にも入れそうなときは、アロマオイルの力を借りるのも効果的です。
ジュニパーやローズマリー、ゼラニウムなどの利尿作用や発汗作用の高いエッセンシャルオイルを天然塩と混ぜてバスソルトとしてゆっくり浸かれば汗や尿とともにアセトアルデヒドの排出効果が期待できます。
お風呂に入るほどの気力がないというときは、ジュニパーをキャリアオイルで希釈したものを足裏に塗って軽くマッサージをするのもオススメです。
あくまで飲み過ぎてしまったときのレスキューケアですので、お酒を飲むなら
・ゆっくり嗜むことを心掛けて早いペースで飲まない
・お酒と同量のお水をチェイサーとして一緒に飲む
・空腹は悪酔いのもと!必ずなにか胃の中に入れる
Comments