すっきりと片付いたお宅はモノが少なく見える。だから「家を片付けるために捨てなくては」と考えがちです。でも片付けが苦手な人ほどこの「捨てなくては」をやめた方が上手くいきます。
苦手なことはやっても上手くいかない
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「さあ、片付けよう。今日こそはいらないものを処分してスッキリするんだ!」と洋服でパンパンのクローゼットの扉を開けてみた。
「この服、最近着てないな」
「この服太って見えるんだよなぁ」
「スーツなんて着る機会ないしな」
と、何枚かの洋服をゴミ袋に入れようとして
「でもまだきれいだし。」
「でもまだ着れるし」
「でもいつか着るかもしれないし」
と、またクローゼットに戻してしまった・・・
食器棚の整理をしようとしても押入れの整理をしようとしても同じこと。
「どうして私は捨てられないんだろう」と落ち込んだ経験はありませんか?
そんなあなたは「捨てること」が苦手なのです。
苦手なことは何度やってもうまくいきません。
片付けは「捨てる」ではなく「分ける」
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片付ける時に「どれを捨てようか」と考えると上記のように
「まだきれいだし」
「まだ使えるし」
「いつか使うかもしれないし」
と捨てない理由を探してしまい、
「やっぱり捨てられない」
そこで片付けが止まってしまいます。
だから「分ける」から始めます。
だいたい4つくらいに分けると上手くいきます。
洋服を例にしてみますね。
例 その1
1. よく着る(通勤や日常着) 2. たまに着る(スーツなど改まった服) 3. あまり着ないけど必要(冠婚葬祭) 4. 全然着ない
例 その2
1. すごく好き!でよく着る 2. すごく好きだけどあまり着ない 3. あまり好きじゃないけど必要 4. 好きじゃないし全然着ない
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使用頻度や用途だけでなく「好き」などの感情を混ぜ自分が分けやすいように分けていきます。
あまり細かく分けすぎるとかえって混乱するのでまずは4つくらいに。
もっと分けたければ4つに分けた後、その1つずつをさらに分けると上手くいきます。
たとえば上記の例は二つとも4番が「全然着ない」ですよね。
これも
1. やっぱり着てみる
2. 寄付、リサイクル
3. 思い出だから取っておく
4. 処分
というように分けることができます。
処分という項目はあってもなくてもかまいません。 まずは4つくらいに分けてみてください。
ものを持つ基準を心で感じる
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「使う」「使わない」で捨てようとするから上手くいかないのです。
「使わないけど持っていたいもの」はたくさんあります。
どんなものにそれを感じるかは人それぞれ。
あなたが持っていたいと思うものはどんなものでしょうか?
自分の持っているものを改めてみてみてください。
私はこんな感じ
・便利を感じるもの(圧力鍋は時短でおいしい!)
・気分が上がるもの(好きなブランドのバッグ!)
・自分に似合うもの(痩せてきれいに見える服!)
「分ける」をしていると自分がどんな基準でものを持っていたいかがわかってきます。
ものを持つ基準は自分の心が決めます。
それがわかると次第にものを買う時にも自分基準が見えてくるから買い物の失敗が無くなります。
買い物の失敗がなくなると苦手な「捨てる」をしなくてよくなります。
「捨てる」をやめたら片付けが進む
「捨てなくては」と捨てるものを選ぼうとすると片付けは止まってしまいます。
ただただ分けてください。
分けている間に自分のものを持つ基準を心で感じるようになります。
基準を心で感じると自然に手放すものが見えてきます。
基準を心で感じるとムダな買い物がなくなります。
ムダな買い物がなくなると片付けは楽になります。
片付けが楽になるときれいな状態が維持できます。
きれいな状態だと自分の基準に合わないものがより見えやすくなります。
基準に合わないものは手放したくなります。
あなたが苦手な「捨てる」は片付けの目的ではなく、単なる片付けの結果なのです。
「捨てなくっちゃ!」を手放すことこそが片付けの第一歩です。
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