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スタディーセッション『春のデトックスについて』前編

スローエイジング編集部発足のスタディーセッション。これまでスローエイジングサイトで掲載してきた記事を、専門家の先生をお呼びして検証していきます。今回は日本占術協会 会長 福田有宵先生「有宵会」所属、中医薬膳師、現代養生食 介護食アドバイザー でもある黒江真帆先生と一緒に検証しました。

『参加メンバー』

●黒江真帆先生

●編集部:もうすぐ40代。女性ならではの心身の変化変調に悩まされている。実体験を日々観察研究中。

●(40代A):健康マニア。データの分析・蓄積・収集で美と健康を維持したい。

●(40代B):プロのエステティシャン。女性の肌悩みを解決するスペシャリスト。

●(30代C):小学生男子2児の母で食育や躾に関心あり。仕事も多忙な中、子育て奮闘中。

●(30代D) :美や健康の資格を保有。美意識の高い人たちと定期的に情報交換をする情報通。

●(20代E) :IT担当。気になることは即ネット検索。まだ若いが耳年増。



編集部:春になると、ダイエット・デトックス・山菜を関連づけた食生活をしようという意識が高まりますし、そういった情報が増えます。これについていかがお考えでしょうか。


●黒江:「春はデトックス」、これは新生活なのか色々考えるとおさまりがいいのかなと思うのですが、春に、ダイエット・デトックス・山菜は、東洋医学的にはイコールとは思っていないんですね。


【3月はデトックスの前に冷えとり重視】

春は、冬から季節が大きく変わる時で、“寒のもどり”もある季節ですから、ここはやはり春の冷えをとっておくことが大事です。

女性の場合、冷え性の方が多いので、冷えを春から梅雨、梅雨寒に引っ張らないためといった意味では、山菜は効果的です。

旬のものから何を“いただく”かというと、エネルギー的には眠っている臓器を呼び起こす、活動的にという意味で灰汁が強いものをいただきます

ただし、3月という時期が山菜に向いているかというと、ちょっと早いんですよね。だいたい4月、5月頃が山菜の時期。3月だと日本列島は長いので、春が訪れていない地域もあります。

3月という時期にえぐみを摂りすぎるというのは、大地のエネルギーが変わってくるときなので、あまりよくありません。

上へ上へと伸びていく時期で、人間も下から上へ上へと上がっていきます。

なので、春になるとめまいや頭痛、耳鳴り、花粉症とか、首から上の症状が多いんですね

ですから、昔の人はあくまでも季節として山菜を楽しみ、過食は控えています。



“ダイエット”についてですが、私の中では今はしっかり冷えを取らないとダイエットに向かないと思います。

冷えている体になにをしても代謝が上がらないので、先ず低体温の人はやっぱり基礎代謝を上げて、熱を自分で消費できる体にしなければいけません。


“生野菜”をいただくというのも、3月には早いですね。

温野菜やなるべく煮炊きしたもの、旬のセリをお鍋でいただいたり、菜の花のおひたしとかそういう形でいただくのが良いと思います。


編集部:春野菜とひとくくりですが、山菜と野菜の違いとは?


●黒江:山菜というのは季節と共に自生しています。今出ている菜の花は先がけでハウス物も出回っています。これはちょっと自生とは言えませんが、たらの芽やふきのとうはまず栽培しているということはないので、これらは自生していますね。


●(40代A):たらの芽の栽培物は形が違いますよね。


●黒江:全然ちがいます。小さくなって勢いがない。


●(40代A):なんだかウドの芽みたいな。笑 固さも違いますよね。


●黒江:そう!本来はギュッとしていて歯ごたえがあるのだけど、栽培したものは芽キャベツを小さくした感じで、歯ごたえもない。大地を自力で上がってきたものではないので、勢いを感じないし、えぐみに関しても自生のものに比べると食べやすくなっていて加工食品さながらです。

なので、苦味を感じられず、春の山菜というには春を感じられないですね。

本来はすごく時間をかけて雪を割って、暖かくなって顔を出すものですが、手を加えたものは無理矢理起こして、機嫌が悪いみたいで美味しくないんですよね。笑


●(40代A):自生している山菜は食べ過ぎてはいけませんか?


●黒江:良くないですね。

参加者40代女性:昔、そういうものを食べ過ぎていたときに、炎症の様な症状が出たことがあるのですが、ここ最近はスーパーで手に入る物をほぼ毎日いただいているのですが・・・。


●黒江:スーパーで手に入る菜の花などは過食しても大丈夫です。

この時期に出回っている物は自生しているものではなく、ほぼ栽培しているものなので大丈夫です。


参加者40代女性:春のデトックスとして、こういった山菜、野菜ってどれくらい摂ったらいいのでしょう?

自生しているものは摂り過ぎてはいけないし、栽培しているものなら十分摂っても影響ないですし、目安としてどれくらい摂ったらいいでしょう?

●黒江:3月に手に入る物というのは、まず自生のものではありません。

3月と言うとどうしても野菜特集とか、『春』を全面に出しますよね?

ファッション関連にしても春という華やかで軽やかなイメージを打ち出しますが、実際はまだまだ寒いんですよね。

花冷えもこれからですし、寒の戻りで三寒四温のときなので自律神経にも良くないし、一番内蔵を守っている皮膚自体もまだ鎧を着ている状態で、まだ毛穴が開いていない状態なのではっきり言って私個人の意見としてはまだデトックスの時期ではないと思います。

デトックスというのは、中国の考え方で「補(ほ)」と「瀉(しゃ)」とあるのですが、補はおぎなうものという意味と、瀉は瀉血とか悪いものを出すという意味があります。

この悪いものを出すためには、人間はお手洗いや毛穴とか、呼気とかこういったもので出るという考えがあります。この考えにならうと、まだ皆さんそんなに体温が上がってきている状態ではなく、やはり四月、五月くらいにならないと体のアイドリングが上がってきません。

それよりも冷え症の方は冷える症状がまだ出ている時期なので、ダイエットもデトックスもまだちょっと早いかな。

冬ごもりのときにちゃんと養生して、冬の体を抜け出して代謝が上がってきてエネルギーがいっぱいで木の芽の時の大気に耐えうる体であればデトックスは出来ると思いますが、基本的にはまだ早いのではないかと思います。

そもそも山菜の最盛期は四月、五月で、地域としては六月に入ってくるところもありますし。

●(30代D):私の実家は富山県で、実家の庭にみょうがやふきのとうが勝手になるのですが、先々週くらいにふきのとうが生えてきましたね。


●黒江:3月の中旬くらいですよね。


●(30代D):はい。実家のものは完全に自生していて、子供の頃に食べた思い出は苦くて美味しくなくて正直イヤでしたね。笑

先生、えぐみと灰汁の違いとは何ですか?


●黒江:本来、野菜はえぐみを持っていて、そのえぐみを取るのに調理方法の一つとして灰汁抜きがあります。

この苦味ですが、中国では本来夏のものなんです。例えばゴーヤとか。五臓で心臓を補う夏の味の代表的なのが苦味です。

なので、春の野菜としては血圧的にはいいかもしれませんが、エビデンスがありません。


●(40代A):どこから本来は夏の苦味だったのが、春の苦味になってしまったんでしょうか?


●黒江:ですよね。私も最近不思議に感じていることのひとつに、なぜイチゴが12月に出回るようになってしまったのか?

五月のゴールデンウィークのあたりになると、南房総などでイチゴ狩りツアーなんか組まれて大盛況ですよね。本来はこの五月あたりがイチゴの最盛期のはずなので私も困惑しています。

恐らく、野菜や果物の季節もファッション同様に前倒しになっているのかもしれませんね。

話が逸れてしまいましたが、山菜の適量についてですがなかなか今のご時世、ファジーなことを言えないのですが・・・。笑

ただ、私の意見としてはお子様の場合を除いて、山菜は湯搔く前でしたらどれに関してもご自分の片手に乗るくらい、これが適量だと思います。

●(20代E):それはスーパーで売っている物でそのくらいの量ということですか?自生している物の場合は、片手より少なめがいいですか?


●黒江:自生しているものは片手より若干少なめがいいですね。

毎日食べるものではなく、月に二回くらい、季節を楽しむ程度にいただくのが理想です。


【五行論で考えるデトックス】


●(40代A):ちなみに先程、夏の苦味が心臓にいいというお話しがありましたが、春はどうなんでしょうか?


黒江:春の代表的な味は「酸味」です。ダイエットに関する私の意見ですが、色々な方法の指南書はたくさんありますが四季で分けるとすれば、人間も生物学的に秋冬になれば溜め込もうとする力があるので、時期的に五月以降が一番向いていると思います。


中医学や気学、中国の考えのベースに五行論という教えがあります。

五行論とは、自然界の事物が『木・火・土・金・水』(もっかどごんすい)という5つの基本要素で出来ているという考え方です。

人間の体も5つの要素に分類されていて、この要素は互いに助け合ったり、抑え込んだりという関連性を持っています。



【性味について】


そしてもうひとつ、食材もしくは食べ物には性味というものがあるんです。

これに関しては、熱、温、(平)、涼、寒の四性もしくは五性あります。よく言われる、生姜は体を温めるとか、トマトは体を冷やすとか、梨をいっぱい食べると子供はおねしょしてしまうとか。

こういった、熱性、温性、涼性というのがあります。

そして今度は味があります。「酸、苦、甘、辛、鹹」これは酸味すっぱい、苦味にがい、甘味あまい、辛味からい、そして難しい漢字ですが鹹しおからい、これが五味になります。

これを五行論に当てはめると、木(酸)、火(苦)、土(甘)、金(辛)、水(鹹)となり、そして五臓というのがあります。

「肝、心、脾、肺、腎」と、これも五行論に当てはめると木(肝)、火(心)、土(脾)、金(肺)、水(腎)となり、先程説明した五味を季節であたるものを摂れば体(五臓)にいいとあります。

苦味の代表的な食べ物といえば例えばゴーヤですが、暑い地方の沖縄などが産地として有名です。これはやはり暑いところで暑い時期に食べることによって体調を保つという考えがあります。

その考えを中国では“身土不二(しんどふじ)”という言い方をします。これは体と土のもの、大地の恵というのは二つに分けることはできないという意味の言葉です。

もうひとつ代表的な言葉で医食同源というのもあります。これは、本当は日本に入ってくる前は薬食同源という言葉だったんです。

「食べる物は全て薬と同じ源です」という意味で、食べる物はみな薬になりますということですね。これはなぜかというと、中国はお医者さんより薬剤師の方が優先なんです。

それは未病の考え方で、病気になる前に治すお医者さんが名医とされ、そのために台所番や食事番がいて、体調やスケジュールに合わせて献立を組んで病気にならないようにしていくのが一番良い医者とされているからです。次に内科があり、外科、最後に獣医があります。ここで言う獣医は今のペットの犬猫事情ではなく、食料となる動物に、体に影響を及ぼす菌など持っていないかどうかを精査するための獣医です。


養生の方法で、その土地の人はその風土のものをいただくというのがあります。

今はマグロも赤身といいますが、西から向こうの地方、暑くなる場所は白身を食します。上の地方は脂っぽい赤身を食べる文化で、それによってお醤油も調味料も、お味噌も全部食文化で違いがあり、ナショナルブランドというのは本当はないんです。

九州の方は、体が冷える麦味噌を使い豚を食べる。上に行くと牛を食します。今でこそですが、江戸と言われていた時代は牛を食べる文化がなかったんですね。それがどんどん文化が流れてきて、今では牛を食べる文化となっています。

もっと上の方に行くと今度はジンギスカンを食べる文化があります。

つい最近、ジンギスカンは太らないのでダイエットに良いということで、話題になっていましたね。

マトンやラム、いわゆるジンギスカンは基礎代謝を上げる力に優れたお肉なんですね。ですので、寒い地域の方は冬ごもりの間、代謝が少ないので代謝を上げるジンギスカンをいただくのです。


ここでもうひとつ大事なのが、私たち人間にある感情です。

感情でも外邪気という考え方、例えば春は風が強い、そうすると風が強いことによって、目の病気やめまい、耳鳴りがする。

風と共に運ばれてくる病気が外邪気だとしたら、それに相反して心の持ち方を、内邪気といいます。

この邪気に関しては、各季節に陥らないほうが良い感情というのが五情あります。人間には七情あるといわれていますが、ここでは代表的な五情で説明します。

この五情を五行論に当てはめると、木=怒、火=喜、土=憂、金=悲、水=恐です。

秋から冬に向かう大きい季節の変わり目より、大地の気の流れが変わる春が、持病が出やすくなり、精神面でも不調が表れやすくなります。

この怒るという感情に長く囚われず上手く手放すと良いという教えを五行論で言っています。

例えば土の項を言えば、心配性な人や思い悩みやすい人は、わりと甘い物を摂る傾向があります。

金の項を見ると五味は辛になりますが、これは一時ブームになった激辛などを指すのではなく、あくまでスパイスを指します。

スパイスは肺や呼吸器を補う力があります。

それから水の貢、人間は恐れを抱くと、例えばジェットコースターに乗るとか、これから多くの人前でスピーチをしますという状況になると、お手洗いが近くなりますよね?

人間は恐れるという感情を持つと、膀胱や腎臓といった箇所に敏感に影響を与えます。

これらの感情とのバランスもあるので、体というのは体だけではなく、気持ちがあってはじめて体が動くのです。

気が張っているとは良く言いますが、どうしても疲れていても体が動けるのは気持ちがあるからです。

ですので、“気”というものを大事にしなければいけないということで出てきたのが、『気血水(きけつすい)』という考えです。





この気というのは目に見えないけれど、エネルギーとしますね。この気はあり過ぎてもなさ過ぎてもダメなんです。

そして、男性は気で出来ていて、女性は血と水で出来ているという陰陽説があるのですが、女性の社会進出にともなって最近ではやる気とか、負けん気、根気とか、女性がこれらの気を使い過ぎると中医学で言う“血虚”になります。

血虚になると如実に出る症状が髪のダメージです。東洋医学では、髪の毛は血の余りと言われています。


女性の場合、気で仕事をし過ぎると、血に乱れが起こる、もしくはむくみやすくなります。

気は本来男性に必要なエネルギーなのですが、女性にないほうがいいということではなく、男女で質が違うんですね。

なので、エネルギーの使い方を上手にしないと女性ならではのメカニズムが変わり、例えば生理や肩凝り、頭痛が治らないなどの不調が表れます。

気の乱れで早めに不調が表れるのは、血液の乱れ、血のめぐり、これらは目には見えませんが、表面上で分かるのが髪の毛になるのです。

強過ぎても弱過ぎてもいけませんが、気血水というこの三要素が体を構成しているバランスなので、どれが乱れても良くありません。

でも、女性の場合は気が乱れるとダイレクトに血が乱れるのでこれは注意が必要です。

話を五行論に戻しますが、冬の間(水)でちゃんと養生をして血のめぐりが良ければ春の(木)の気のめぐりがよくなる。気のめぐりが良くなれば次は夏なので血行が良くなり、血のめぐりが良くなる。

この循環がきちんとできていなくて、冬の間に養生できず、冷え症の方が春になったからといってデトックスをするというのは、私は要注意ではないかと思います。

なので、春は肝の“怒る“ということを少なくして、酸味を程よく摂って、エネルギーを発散させるのではなくまだ蓄えて、次の段階(火)でデトックスという考え方が漢方的に成り立つかと思います。

●(20代E):夏の喜ぶというのは、夏だけにテンションが上がってしまうことを指しているのでしょうか?


●黒江:そうです。夏は全てにおいて上がりやすく、暑いということで循環器や鼓動が早くなります。ですので、養生としてはなるべくテンションが上がり過ぎないようにほどほどにすることが大切ですね。


●(40代A):どうしても夏はテンションが上がってしまいますよね。秋になると、とたんにしんみりした気分になるし。


●黒江:秋になると日が短くなって、なんだか黄昏れてしまうことってありますよね。寒くなってくると自然と肩が落ちて呼吸も浅めになってきます。

悲しいという気持ちを抱え込んでしまうと、金(肺)に影響を及ぼします。金の(肺)ですが、呼吸器と皮膚って表と裏の関係なんです。乾燥がはじまる時期でもありますが、呼吸器系に影響があれば自ずと皮膚にも影響があります。

こういった季節のサイクルを長い間、臨床統計でまとめたのが薬膳なんですね。

寒い地方の食べ物って、けっこうしょっぱい味付けですよね。塩分制限も話題になってますが、これは個人的意見ですが、肉体労働の方は甘い物を摂っても良いと思いますが、頭脳を酷使する方はしょっぱい物を摂ったほうが良いと思います。

●(20代E):頭脳を使う人の方が甘い物を摂ったほうがいいというイメージですが?


●黒江:今は疲れたら糖分を摂りましょうというのが流行っていますね。

糖質は経口で摂取すると脳に伝達するのが一番早いのです。それで脳の活性化のために頭が疲れたら糖質を摂りましょうという触れ込みがあります。

ですが、長時間の考え事、頭脳プレーヤーの人たちはしょっぱい味というのが大事で神経疲れには糖分よりこちらがいいですね。


●(40代A):ミネラルに、プラスとかマイナスとかイオンとかありますよね?結局電子の問題ということですよね?


●黒江:そうなんです。ですから私が思うのはあまり塩分制限してしまうと神経が疲れてしまいます。子供のときに今は給食でも塩分制限がありますが、ほどほどの塩分は膀胱も強くなるし、おねしょやおむつの取れる時期なども早くなると思います。

これは私個人の所見ですが、煮炊きをする時間が少ない食生活をしたお子さんは前頭葉がキレやすいと私は思っています。

それともうひとつ関係しているのではと思うのが、“紙オムツ”です。

紙オムツの便利さはいつも爽やかな状態と、いいことだけのようですが、逆に気持ち悪いという感覚を持たないので気持ちが悪いイコール、人にしてはいけないというのを幼い頃に自分でインプットできないのでは?と思います。

それに、気持ち悪いという感覚があれば赤ちゃんは泣きますね?泣くと肺が広がります。肺が広がるということは、皮膚が強くなります。そうするとアトピーや花粉症になりにくい。

皮膚というのは鎧で、一番内蔵を守っているので、この鎧が弱いということは中身も弱いということになります。

なぜヨガや気功、呼吸法が大事で注目されるのかというと、“先天の気は腎に宿り、後天の気は肺に宿る”という言葉があります。

これは養生法の教えですが、先天の気は親から譲り受けたもので、体質的に先天の気がすごく良くても、食であれ睡眠であれ無防備な生活をして無駄遣いしていれば消耗していきます。

そのために、養生法で後天の気を高めるというのが、食事や呼吸法で肺を鍛えるといったことでもあるのです。

西洋の養生法にもアロマテラピーというのがありますよね。

アロマテラピーは呼吸で香りを脳にダイレクトに伝えていくので、やはり呼吸法は大切なんですね。

呼吸というと、吸うことに囚われがちですが、実は吐くことがとても大事。深く酸素を吸い込んで長く吐くことによって、邪気を出す。これがデトックスなんですね。

乾燥すると肺や肌にダメージを受けますね。ですので、秋はスパイスを使った食養生で乾燥から身を守ってほしいです。


次回は食育も考える【春のデトックス】についてお話しします。

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