「自分は音痴だ。」と嘆いている人は、改善の余地あり!少しのポイントを気をつけるだけで格段と音程が良くなります。
音痴と気づいたあなたは改善の余地あり
専門はピアノの筆者ですが、時々質問を受ける内容がこちら。
「どうしたら音痴が治る?」「音程が外れちゃうんだけど・・・。」
まず!!自分が音痴だと思う方!
あなたには、音痴が治る見込みがあります。
音痴な人は、例えば「ド・ソ」という音程があった場合、
「最初の音より次の音のほうが高い」ということは理解しています。ただ、最初の音より次の音が”どのくらい高いか”ということがわからないのです。
「ド・ソ」を「ド・ファ」と歌ってしまうと、「音程が違う」ということがすぐにわかりますが、音痴さんは
「最初の音より次の音が高いんだからこれで合ってる」と思ってしまうのです。
自分の声は聞こえていますが、自分の音程がおかしいことに気づかない。 「なんか違う??」で終わってしまうのです。 これは「相対音感」ですので、訓練すれば大人になってからでも改善することはできます。 「自分が音痴だ。」と気づいている人は、見込みがあるのです!
自分の声を知る
マイクを使うと、なかなか自分の声を聞くことが難しいですが、遠くまで聞こえているか、言葉ははっきり聞こえているか、注意してみましょう!
私たちの周りには、TV音や洗濯機が回る音、寝る時も冷蔵庫の音が聞こえたり、近隣の音が聞こえたり・・・
常に何かが聞こえる状態 に身を置いています。そのために自分が発する音に鈍くなってしまうのです。
では、自分で出来る練習その1。両耳の穴を、人差し指でふさぎます。両目もつぶりましょう!そして15秒間「あーーーーー」とのばします。すると自分の声がどんな声なのか、よくわかります。次に、同じ状態から「1音高くして」15秒「あーーーー!」・・・これを繰り返し自分の限界の高さまで続けましょう!
ポイントは「あ~あぁ~あ~」とグラグラ揺れずに、「あーーーーー」と伸ばし続けることです!
これで、「自分の声の高低」を知ることができるのです。
みなさん、自分の声を録音して聞いたことはありますか?「え・・・・なんか変な声。」
と思ったことありませんか。なぜそう感じるかというと、自分で聞いている声は2つのルートから聞こえる声を同時に聞いているからなのです。
1.自分の口から出た声を自分の耳から聞いている声
2.喉から内耳に伝わって、体の内側で聞いている声
録音されている声や、他人が聞いている声は口から出ている方の声なので、違う声に聞こえるのですね。
録音された声に違和感を持つのは、聞き慣れていないことと内耳から聞こえるいつもの自分の声のようには、
聞こえないからです。カラオケで歌っている時も、聞こえているのはメロディーと、外側からと内側からの自分の声なのです。
そこで!!!
手のひらをどちらかの耳にかぶせてみてください!!かぶせていない方の耳でメロディーを聴き、 かぶせた方では、内耳から伝わる自分の声を聴きます♪この状態で歌うと、メロディーと自分の声の差が はっきりするので、音程を合わせやすくなりますよ
姿勢に気をつけて歌いましょう
音を長く伸ばす練習も無事終え、自分の声も聴けたところで!!最後は、姿勢に気をつけて思いっきり歌いましょう♪声が出やすい姿勢とは、力まないリラックスした姿勢です。緊張していない状態ということです!
体が力むと、良い声は出ません。でも、だらけ過ぎても良い声は出ません。
では、どうしたら良いのか。
1)肩幅ぐらいに足を開きます。
2)背筋はまっすぐ伸ばします。(そり過ぎないように)
(背中を丸めてしまうと、お腹が圧迫され声がでませんよ)
3)あごは引きます。(喉を圧迫しすぎないように気を付けて)
4)首、肩、ひじ、胸、お腹、腰、足、ひざなど、体の各部分を意識して、力を抜きます。
以上が立っているときのオススメ姿勢です。
次は、座っている時の基本姿勢です!
1)背もたれは使わずに腰かけます。
2)ひざは腰の幅ぐらいに開きます。
3)両足の裏に体の重さを感じるように、ぴったり床に付けます。
4)背筋を伸ばします。
5)肩の力を抜きます。
少しのポイントを抑えるだけで、ぐっと歌いやすくなるはずです。 ぜひ良い響きの声で歌ってみてください♪
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