スマートスナッキングというワードを皆さんご存知ですか? “かしこい間食“という意味なのですが、おやつを我慢するのではなく、栄養価が高く、体にヘルシーなものをチョイスして美味しく食べる習慣のことだそうです。早速このスマートスナッキングのスイーツ作りに参加してきました!
ローブラウニーとヘルシーフィンガーフードでPARTY使用♬
スマートスナッキング(かしこい間食)をテーマに開催されたお料理教室。
今回教えていただいたメニューは熱を加えずお砂糖、小麦粉を一切使用しない!?『ローブラウニー』と、低カロリーで腹持ち抜群の『アジアンサラダフィンガーフード』です。
佐藤絵里先生
今回このお料理を教えていただいた佐藤絵里先生!
プレゼントされて嬉しい!食べて美味しい!!一緒に食べられてとっても楽しい♬がモットーの、グルテンフリー&低糖質のスイーツショップ『トイガルテン』のオーナーパティシエ。
先生はスイーツショップの他にも、池袋コミュニティ・カレッジでグルテンフリーのスイーツ講座なども開催されています。
アルガナッティとカカオニブ
この日のメニューに使用する主役が“アルガナッティ“と“カカオニブ“です。
「アルガナッティ」は、ここ最近再度注目を集めているアルガンオイルです。
モロッコ南西部にしか生息しないアルガンツリーの実から採取される植物オイルで、砂漠という過酷な環境下で育つアルガンの実100kgから採れるオイルはわずか1ℓ。
地元民族ベルベル人の女性たちによって、大事に大切に育てられて採取されたオイルは『モロッコの黄金』とも言われています。
黄金と言うだけに、美しい黄金色とナッツのような芳ばしさ。
余談ですが、一時オイルに嵌っていた私は輸入食材店や有名高級スパーなどを訪れては、アルガンオイルと名のつく商品を試してみましたが、色、香り、品質、どれをとっても『アルガナッティ』を抜いたものは未だありません。
カカオニブってご存知ですか??
カカオ豆を焙煎し外皮と胚芽を取り除き粉砕したものですが、今回ご用意したのはアリバ(ナシオナル種)カカオのカカオニブです。
アマゾン川流域の先住民の生産者が栽培する希少なエクアドル固有種のカカオは、アマゾンの原生種であるアリバナシオナル種を伝統的チャクラ農法により熱帯雨林の環境の中で、農薬、化学肥料、除草剤、耕作用機械を使用しない、完全な自然農法でカカオ豆を栽培しています。
他の果実、作物と一緒に共生して森の日陰で栽培することによって、アリバカカオは芳醇でフルーティーな香りを特徴としています。
まずはゲストの小腹を満たすためのアペタイザー“アジアンサラダフィンガーフード“作り
ニンニク不使用、なんと甘味料はレーズン!!
じつは私、タイ料理のヤムウンセンが大好物で、自分でもよく作っていたのですが今回の先生のレシピには脱帽です。
ヤム=和える、ウンセン=春雨なのですが、今回は低糖質を考え春雨と水分の多いきゅうりはあえてベンチ入りです。
なので、あえて“ヤムウンセン“ではなく、“アジアンサラダ“。笑
しかも要となるニンニクを使わず、ソースの肝となる甘味料をレーズンで代用します。
あえて水分の多いキュウリを抜いたのには訳があり、このサラダを載せるクラッカーの代わりがなんと、カリカリに焼いた“お揚げ“だからです。 お揚げがクラッカー代わりなんて考えもしませんでした。ホントにビックリ!
これが、当初の私の予想を気持ち良く裏切る美味しさなんです!
ヤムウンセンで使う主要な食材をほとんど省いてしまっているのに、しっかりとした味。
パクチーがベンチ入りした他の食材の穴埋めを見事に果たしていて、むしろニンニクを使っていないので、さっぱりいくらでも食べられるかも。
どうしてもニンニクが入っていると、食べた後の予定に差し支えるからと考えてしまいますが、これなら全く気にせず美味しくいただけちゃいます!
アリバカカオでローブラウニー
スイーツ不得手女子なので、お菓子作りと聞くと、とても大変そうと思ってしまうのですが、なんとこのローブラウニーは一切“火“を使いません。
簡単に説明してしまうと、ナッツ類とカカオパウダー、レーズン、アルガナッティをフードプロセッサーに入れて撹拌し、固めれば出来上がりという、素晴らしく時短で簡単で尚かつヘルシーなスイーツです。
ただ、簡単とはいえそこはやはりお菓子作り!
この撹拌を丁寧に長めにしておかないと、後々の形成に響きます。(要するに固まってくれない)
丁寧な撹拌によって、ナッツ類の油分が出てきて、それが形成時の大事な役割を果たすわけです。
甘い物は不得手ですが、この撹拌作業でキッチン中にナッツのなんとも芳ばしい香りが漂って、さすがに食欲が湧きますね!
撹拌したものをジッパーなどに詰めて、ギュッギュッと固く形成して切ったら出来上がりです。
お砂糖を使わずに何故ここまで甘くなるのかというくらい、しっかり甘みがあります。
ですが、私が苦手とする頭の痛くなるような過剰な甘みではなく、じんわりと広がるナチュラルな甘みです。
多分カカオのコクが相まって対比効果のせいか甘みが上手に際立つのかもしれませんね。
細かく砕いたナッツの歯触りとしっとり感、それでいてしっかりというより、割とどっしりしているので、なかなか食べ応えがあり空腹感を満たしてくれます。
まさに小腹が空いたときのおやつにピッタリ!!
大人から子供までスマートスナッキングタイム
火を使わず簡単にできるので、お子様がいらっしゃるご家庭なら一緒にスイーツ作りもできます!
なにより、自分や大切な人達が口にするものが、自身の目で見て選んだ材料だけで作るスイーツならこれ以上の安心はないですよね?
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