なんとなく脇役感が否めない食材であるえのきたけ。えのきたけには、血液中の糖質の低下作用、血小板凝集抑制作用、血圧降下作用などが期待できる成分が多く含まれているといいます。 そのキノコキトサン(キトグルカン)の含有量は、しいたけの倍なのだそう。 ただ、えのきたけは栄養素に優れていますが、硬く、消化吸収に弱い食材。 そんなえのきたけの効果を得やすくする方法にえのき氷があります。
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えのき氷って?
えのき氷は、えのきたけを含むきのこが特産品であるJA中野市ときのこ研究の第一人者の東京農業大学 江口文陽教授が推薦する方法です。 えのきたけと水をミキサーに加えてペースト状にしたあと、鍋で60分ほど煮詰めて作ります。 粗熱がとれたら、製氷皿に流し、冷凍庫で凍らせてストックが可能。 様々なお料理に使うことが出来ます。。 60分煮詰めるのが大変な場合は、沸騰させたあと、保温調理バッグに入れ60分以上置いておいたり、土鍋で沸騰させたあと、火をとめて新聞紙やバスタオルを巻いて置いておいたりしても良いそう。 その際、電子レンジや圧力鍋はNGです。
えのき氷の使い方
えのきたけは、においや風味が強くありません。 そのため、えのき氷も様々なお料理に使うことが出来ます。 味噌汁、鍋物、煮物、スープ、カレー、炒め物などに使うほか、ごはんを炊くときに入れてもOK。 調味料と一緒にストックしておいた、えのき氷を加えてみましょう。 摂取目安は1人1日3~6個です。
えのき氷の効果
えのきたけに含まれる、キノコキトサンには、消化吸収されることで、腸を刺激し、腸の運動を活発にしてくれる作用があります。
また、血液に溶け込むと血液中の脂質を絡め取って、便とともに排出する働きも。
血液中の脂質が低下すると、メタボリック症候群を防ぐ効果も期待できます。
さらに、キノコキトサンには、血液をサラサラにしてくれる効果もあるので、血行が良くなり、代謝も向上、冷え性の改善にも繋がるとされています。
えのきたけの栄養素を摂りやすくしたえのき氷は、お通じに悩む人やダイエットしたい人、冷え性の人などにオススメ。 最近は、すでにえのき氷にしたものも販売されていますので、それらを使えば、より手軽に摂ることが出来ます。
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