ラニーニャ現象で暑くなると言われている今年の夏!冷房ばかりに頼らずに気持ちよく過ごせるヒントをお伝えします。
熱疲労になった昨年の夏
via www.photo-ac.com
蒸し暑い日が続いていますね。
この時期になると思い出すのが、昨年の夏、家族で九十九里へ行ったときのことです。
かなりの暑さでバテてしまったようで、翌日何とも言えない倦怠感とめまい、吐き気が。
病院に行くと、熱疲労とのことでした。
熱疲労は、熱中症の症状を分類したうちの1つ。
大量の汗をかき、水分の補給が追いつかないと脱水がおこるのが原因です。
脱水による症状で、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などがみられます。
行き帰りの道が事故渋滞していたので、トイレになかなか行けないと思い、水分を控えていたのを思い出しました。
幸い、たっぷりと生理食塩水を摂り、処方された薬を服用して休んだら回復しました。 熱中症にならないためには、冷房を上手に利用したり、水分補給をしっかりと行うこと。 もちろん日々の睡眠不足や食事などにも気を配ります。
嗅ぐだけで体感温度を4℃下げる方法
冷房があまり得意でない私は、アロマテラピーを使った対策を取り入れています。
クールダウンさせる精油といえば・・ペパーミント。
実はミントの香りを嗅ぐだけでも、体はひんやり涼しさを感じるのです。
香りを嗅がない状態で水温28℃の水に手を入れて感じる体感温度と、ペパーミントの香りを嗅いだ状態で水温32℃の水に手を入れて感じる体感温度が同レベルであり、ペパーミントの香りを嗅ぐことで4℃も体感温度が下がるという実験結果が出ています。
※出典 「香りが感覚/使用感触の判断に及ぼす効果」 (株)資生堂製品開発センター香料開発室 庄司 健
via www.photo-ac.com
さらに、ミント系の香りは不快感も軽減します。
空調温度28℃のオフィスで、ペパーミントなどをブレンドした香りを漂わせた場合と、そうでない場合で仕事をする人にアンケートをとった結果、「不快感を感じた人」の割合は、アロマを使わなかった日が11%だったのに対し、ミント系の香りを漂わせた日には4%に軽減しました。
※出典 「建築空間と香り―持続可能な社会を目指して ~天然成分のアロマを活用した執務環境の快適性に関する研究~」 東京大学生産技術研究所 馬郡文平
垂らすだけ!の簡単アロマ
via www.photo-ac.com
うちわにペパーミント精油を垂らして染み込ませます。 レモン精油を一緒に垂らすと、より爽やかな香りを楽しむことができます。
via www.photo-ac.com
また扇風機にも香りをプラスしてみましょう。
適当な長さに切ったビニール紐を扇風機の羽の部分に結びつけます。
コットンにペパーミント精油を垂らし、反対側のビニール紐の先端につけます。
扇風機をまわすと、効率的に香りを部屋に広げることができます。
エアコンでも同じように行えます。
ちなみにペパーミントは体だけでなく頭もクールダウンさせてくれので、暑さでイライラしたときにも使っていきたい精油です。
家の中でも外出先でも。もっともっと使ってみよう!
一気にクールダウンできる濡れタオル
via www.photo-ac.com
熱中症対策としてオススメなのが、アロマの濡れタオル! 洗面器に冷たい水を入れてペパーミントとラベンダー精油を垂らしてよく混ぜ、そこにタオルを浸してしぼり、首や脇の下を冷やしつつ、体全体を拭きます。 そのあと、うちわなどで体をあおぐことで気化熱による熱放散を促進します。 一気にクールダウンできるので、我が家では家族みんなで行っています。
ティッシュ1枚で、どこでもアロマ
via www.photo-ac.com
電車など出先の場合は、ティッシュや扇子、本のしおりなどにペパーミント精油を垂らして持ち歩いていると、スマートに香りを楽しめます。
また精油をティッシュに滴下し、その部分を内側にして折り畳み、ブラジャーの真ん中の部分に挟みこむと、体温で香りがふわっと立ち上り、気持ちもシャキっとします。
おもてなしにも♪香り付きのおしぼり
via www.photo-ac.com
我が家は夏場、ペパーミントのおしぼりを作って冷蔵庫に冷やしています。
また庭で育てているハーブも使用しています。
ハーブをおしぼりにクルクルっと巻いたら、パンパンと叩いて香りを移します。
あとは、そのまま冷蔵庫で冷やすだけ!
お客様にも、とても好評です。
今年の夏は、香りで涼しく爽やかに過ごしてみましょう。
Commentaires