春の訪れとともに、気持ちもオープンに活動をし始めたくなるこの時期。冬に固まった筋肉や関節も、春が近ずくと共に骨盤もゆるみたがる季節なのです!この時期に骨盤や股関節をゆるめることは、腰痛改善と自律神経を整えてくれ、寒暖差による体の疲れも感じにくくなりますよ。
春は骨盤がゆるむ、デトックスシーズン
花のつぼみが暖かさと共にほころんでくる季節。私の住むカナディアンロッキーでも、クマや動物達が長い冬眠から覚めて、食料を求めて動き出します。冬はエネルギーを蓄え、春は冬に蓄えられたエネルギーを一気に全身をかけめぐる季節。
まさに今は、冬の間に溜め込んでいた老廃物を排出しようとする季節なのです。
季節の変わり目は、腰痛が3倍に増える
春に起こる体の変化といえば、花粉症や皮膚アレルギー。なぜか顔に吹き出物ができたり、寒暖の差から、倦怠感が抜けないそんな時期でもありますね。今や花粉症と並んで、国民病といわれる腰痛。1年の中でも3月〜6月にかけてのこのシーズンに、腰痛やぎっくり腰になる人が他の季節の3倍!ともいわれています。
春腰痛と、倦怠感の原因は?
*寒暖差による血流の悪さ
*冬の運動不足による筋力低下
*環境の変化による、緊張とストレス
*花粉症によるくしゃみ
閉じていた冬の体から、春の体に開いてゆく”準備”をすることが大切です。 お尻周り、股関節をゆるめるヨガポーズをご紹介します。
四つん這い骨盤まわしポーズ
1、足つま先は立てて、床の上に四つん這いになります
2、両手のひらを肩より前方に歩かせます
3、お尻をかかとの方へ近づけます。肘が伸びるまで、お尻を後ろに引きます。5〜6回、深呼吸をします。
4、息を吸いながら、少し上体を起こして、お尻を後ろに引きながら背中を伸ばしつつ、腰を左方向へ。
5、息を吐きながら、膝を伸ばして前方へ。
6、完全に膝と肘が伸びるまで、胸を前方へ。肩に力が入りすぎないように、顔はリラックスします。
7、右側にお尻を引くように、まわしていきます。
8、お尻がかかとまできたら、同じ動きを5〜6回、時計回りに大きく腰で円を描いていきます。
反対回りも同様に行います。
股関節をゆるめる、合掌のポーズ
1、お尻を床から浮かせるように、しゃがみます。
2、両肘を膝に引っ掛けるように、手のひらを合わせて合掌。余裕のある人は、肘で膝を外側に押すと、より股関節が開きます。上半身が前のめりになり、背中が丸くならないように、胸は開いて上体はしっかり起こしましょう。
Breath Deeply おわりに
春に向かって自然と関節はゆるみます。ですが体と気温の変化に、心はなんだかついていかない、なんだかボーッとしたり、いくら寝ても眠い。春はそんな、心と体のバランスが崩れやすい時期でもあるのです。骨盤や関節をゆるめることで、冬から春に向けて体を目覚めさせる準備としても、春のヨガはとてもおすすめです。寝る前やお風呂上りにも、ぜひやってみてくださいね。
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