肩が痛い、肩が上がらない。その肩の症状はもしかしたら四十肩かも知れません。肩こりと四十肩は全くの別物!今回は見分け方や対処法などをご紹介します。
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四十肩とは
40代の人に起こりやすい肩関節の周りに起こる炎症のことを四十肩といいます。 正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれる疾患で、肩関節に関係する筋肉に炎症が起こってしまったり、何からの影響で関節に制限が出てきてしまうことを意味します。 腕を動かそうとしたときなどに突然肩に激しい痛みが起こります。 そのため、腕を上げたり、上着を着たり、髪を結おうとするなどの動作がしにくくなるのが特徴です。
肩こりと四十肩の違い
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簡単に言うと、肩こりは筋肉の疲労、四十肩は関節の炎症です。
肩こりは、悪い姿勢や緊張などによって肩や首の筋肉が疲労し、血液循環が悪くなり、肩に痛みやだるさが発生します。
一方、四十肩は、洗濯物を干そうと腕を上げた瞬間に激痛が走った、といった突発的で強い痛みです。
この痛みには前兆があります。
肩こりに似たような症状が1ヵ月ほど続き、その後小康状態になりますが、突如激しい痛みが起こります。
原因は解明されていませんが、年齢によるもの、いわゆる老化現象とも考えられています。
その他、肩や背中の筋肉を動かさないことや、無理な姿勢をとり続ける、ゴルフなどのスイングが引き金となることもあります。
肩に不調が起きたとき、年齢が40代だと つい四十肩かな?と思いがちですが、四十肩と肩こりは全くの別物です。 また四十肩は、れっきとした病気のため、診断されると保険適用となります。 まずは、整形外科を受診してみるとよいでしょう。
四十肩の判断法
四十肩の特徴には、肩や腕の運動制限があります。 肩関節の可動域がかなり制限されるので、整形外科では、腕を上げる、横に開く、後ろにまわすなどのさまざまな腕の動作ができるかで判断します。 痛みを感じたり、スムーズにできない場合は、四十肩が疑われます。
四十肩の痛みを和らげるには
オイルトリートメント
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私はセラピストとしてお客様の身体に触れますが、肩こりや上半身に詰まりがある場合は、腕を上げてもらいます。 脇の下には腋窩リンパ節という大きなフィルターがあります。 ここが滞ると、肩こりや二の腕のたるみ、四十肩などにも繋がるので、その部分を丁寧に流していきます。 ぜひ、ご自身でも、大胸筋を脇の下の腋窩リンパ節に向かって擦ってみましょう。
冷湿布と温湿布
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冷湿布は、急性期など痛みがひどい場合に行い、炎症を鎮めるのが目的です。
熱を持っているような感じがしたり、何もしなくてもズキズキとした痛みが続くときなどに有用です。
冷湿布で冷やす期間の目安は3~4日程度です。
温湿布は、痛みが落ち着いてきた頃から使用します。 血行をよくして、筋肉のこわばりをほぐしていくのが目的です。 慢性的な肩こりも、温湿布が有用です。
四十肩の予防と改善法
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四十肩の予防のためには、適度な運動を行いましょう。
肩関節を無理をしない範囲で動かしたり、全身を伸ばすストレッチもオススメです。
改善法も同じく、肩関節を動かします。
痛いからといって動かさないでいるのは、よくありません。
ゆっくりと痛みが起こらないギリギリの範囲で、肩関節の可動域を少しずつ広げていきましょう。
また肩から腰にかけての筋肉を緩める体操も行ってみましょう。
椅子に腰掛けて背筋を伸ばします。
手の平を上側に向けて、足の付け根あたりにのせます。
上半身を左右にゆっくりと動かします。
このとき、肩が引っ張られている感覚を意識します。
最後に肩の力をすとーんと抜きます。
お風呂上がりには、アロマオイルトリートメントもオススメです。 肩だけではなく、肋骨や鎖骨のあたりもやさしくほぐしてあげましょう。 オススメの精油は、ラベンダーやローズマリー、ペパーミント、レモングラス、ジュニパーベリーです。
どうしたら治るのでしょう?
実は・・四十肩の多くは、放っておいても半年から1年、2年で自然に治ります。 そのうち治るだろう!と思うことも大切ですし、その期間を少しでも楽に過ごすためには、ご紹介した対処法を行ってみるのもよいでしょう。 もちろん、整形外科で診ていただき、四十肩かどうかを診断してもらうことも大切です。
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