年齢を増してきて、下腹部がポッコリ。。。その原因、脂肪ではなく腸のむくみかも知れません。お腹が張る、便秘気味、おならが臭い、脚もやたらに浮腫む、そんな症状がある方は腸むくみが原因で下腹がポッコリしているのかも知れません。
腸むくみって何?
え?腸がむくむ。。。?
そんな風に思う人も多いかと思いますが、ストレス過多の現在、ストレスにより自律神経が乱れ、腸の蠕動運動が上手くできなくなったり、女性ホルモン(黄体ホルモン)の働きで水分を吸収しすぎてしまうなど腸むくみの原因は意外にも、多くの女性に当てはまるのです。
大腸は、腸壁を通じて便に含まれている水分を吸収していますが、その水分が上手く排出されないと腸感がむくみ 「腸むくみ」となります。
放置すれば便秘になったり、便秘による有害物質の発生で身体に良くない影響を与える ”腸むくみ” 実際に、下記の「腸むくみの可能性」でご自身の身体もチェックしてみてくださいね。
腸むくみの可能性
下の項目をチェックしてみてください。1個でも当てはまれば腸むくみの可能性があります。
①下剤を5年以上使用している
②残便感がある
③おならが臭い
④膨満感がある
⑤3日以上、便通がない状態が1ヵ月の間に数回ある
⑥ぽっこりお腹がなかなか解消しない
⑦頭痛や肩こりがある
⑧ストレスが多い
⑨脚がむくみやすい
⑩冷たい食べ物や飲み物が好き
如何でしたか?腸むくみは専門の医師の診断を受けて治療することも出来ますが、私たちの生活スタイルを改善する事で予防や改善もできるものです。正しい解消法を知って実践することで代謝の良い身体へと導いていく事もできるのです。
腸むくみの解消法
①「まずは、お腹を温める」
お腹の冷えがむくみを作ってしまう原因なので薄着の季節は特にお腹を冷やさないようにしましょう。夏場は冷たい食べ物や飲みものを摂り、冷房もつけるせいで腸むくみの症状「お腹が張る」方が特に多い気がします。脚のむくみが酷い方もお腹の冷えが影響していることが多いのです。
食べ物や飲み物の他、お腹が冷えないような腹巻やお腹を温める繊維の下着などを着ける事もオススメです。
②胃腸を休める「1日お粥法」
お腹が張っている時は、食物繊維などを無理やり摂って便秘を解消しようとする方も多いですが、便が出きっていない状態やお腹にガスが溜まっている際は逆効果です。そんな時は1か月に1.2回程度は胃腸を休める「1日 お粥」を試してみてください。
方法は簡単で、胃腸を休める為の食事なので野菜や具材をいれず、お米だけをお粥になるまで煮て、お腹が空いた際に腹八分目まで食べるだけです。この際、お粥状にお米が柔らかくなったら無添加の鶏がらスープや塩だけで味付けします。私は、身体が重い、胃が重い、何だかお腹の調子が悪い際に、1日 3食をこのお粥だけにします。消化に負担を掛けなくなった身体の軽さに驚かれる事と思います。
③「腸マッサージをする」
お腹を触られるのが苦手と言う人に限って、むくみが出ている可能性があります。お腹を触ってみて張っていたり硬くなっているようならマッサージをしてみましょう。おへそを中心にして右下から時計周りにゆっくりと揉み解していき、痛い場所は優しくほぐしてゆっくりと時間を掛けてコリをとっていきましょう。強く押し解すのだなく、くれぐれも優しくマッサージしていきましょう。
④「腸の善玉菌を増やす」
腸のむくみ改善には善玉菌を増やすことが大切です。お腹の悪玉菌が増えるとガスが溜まったり、腸の動きが悪くなってしまいます。毎日の食事では、なるべく腸の善玉菌を増やす為に乳酸菌をとったり、漬物や味噌、納豆などの発酵食品を意識して摂りましょう。
⑤「ガスが溜まって苦しい時はガス抜きのポーズ」
実際にガスが溜まってお腹が張って苦しい時や、腸の動きが悪いと感じる時は、ヨガのガス抜きのポーズが有効です。仰向けの状態で寝て膝をぐっと脇腹に押し付ける要領で、緩めたり、押し付けるようにするのを繰り返します。腸の蠕動運動が盛んになってガスが抜けやすくなります。
症状が長く続く、又は改善されない時は早めに病院に行きましょう
一言で腸むくみと言っても、胃腸の病気の可能性やホルモンバランスの乱れ、婦人科疾患が原因の場合もあります。あまりに症状が長く続く場合や、不安な際は早めに病院で受診してくださいね。
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