女性ホルモンを刺激して活性化を促すサプリメントはたくさんあります。ただやみくもに摂取するのではなく、ご自分の体質や体調をよく見極めて、どういったアプローチが最適か選んでいきましょう!
年齢とともに緩やかに減退していく女性ホルモンですが、サプリメントのなかには効率良く女性ホルモンに似た働きをする成分や、バランスを整えてくれる成分を含むものがあります。
今回は『女性ホルモンを整える成分』と、『女性ホルモンと似た働きをする成分』でご紹介。
女性ホルモンを整える成分
【プラセンタ】
ほ乳類の胎盤から有効成分を抽出したエキスです。
美肌効果や疲労回復効果が期待出来るほか、卵巣機能を活性化させホルモンの分泌を促し、体内でおきているアンバランスを正常な状態に整えてくれるように働いてくれます。
【ローヤルゼリー】
ローヤルゼリーは、ミツバチの若い働き蜂が花粉や蜂蜜を食べ、体内で分解・合成し、上顎と下顎の咽頭腺や大腮腺から分泌する乳白色のクリーム状の物質です。
ローヤルゼリー特有成分のデセン酸は卵巣機能を高めて、女性ホルモンを活性化させてくれます。
デセン酸は不飽和脂肪酸の一種で、体内に取り込まれるとエストロゲン様物質として、エストロゲンと同じ働きをします。
女性らしいボディラインを保つ、ハリやツヤのある肌や髪の毛、骨や血管を強くするなど美と若々しさを保つのがエストロゲンの効果です。
同じくローヤルゼリーに含まれるアセチルコリンには、認知機能を高め自律神経を整える働きがあります。 自律神経失調症や、更年期障害の症状改善に役立ちます。
【ブラックコホシュ】
日本ではまだまだ馴染みのないハーブですが、欧州ではPMSや更年期症状を緩和する薬品にも配合されているハーブです。
ネイティブアメリカンの間では“女の根“、“女のハーブ“と呼ばれ、女性特有の症状に効く薬草として古くから重宝されてきました。
女性ホルモンにのエストロゲンに似た成分を含み、ホルモンバランスを整えてくれることで、PMSや更年期の不快症状を緩和する効果があります。
【マカ】
男性の精力剤のイメージが強く有名なマカは、南米ペルー原産の多年生植物です。
マカの根はペルーの人々には欠かせない滋養強壮食です。
このマカの特徴成分はアルギニンという成分で、アミノ酸の一種です。
アルギニンには成長ホルモンの促進や免疫力アップ、美肌効果、うつ改善、不眠改善効果などその効果は絶大です。
アルギニンには女性ホルモンのエストロゲン様作用があり、その成分は植物エストロゲンと呼ばれるほどです。
最近では妊活サプリでも有名ですね。
女性ホルモンと似た働きをする成分
【高麗人参】
古くから漢方でおなじみの高麗人参。
韓国の韓方(ハンバン)でも、とてもメジャーで東洋が誇る万能生薬です。
それもそのはず、万能といわれるアダプトゲンハーブの王様で、高麗人参に含まれるジンセノイドという成分は女性ホルモンのエストロゲンのような作用があります。
男女問わず、やさしくホルモン分泌を促し免疫力も高めてくれます。
【大豆イソフラボン】
大豆イソフラボン(ゲニステイン)の化学構造式は、女性ホルモンのエストロゲンの化学構造式とよく似ているため、その働きも似ていると言われています。
大豆イソフラボンの効能には美容効果や血流改善、発毛、バストアップ、骨粗鬆症予防に更年期障害予防、ガン予防などエストロゲンの効果と一緒です。
ただし、過剰摂取は反対に症状を悪化させることもあるので、一日の上限摂取量は食品で70〜75mgと言われています。
1番大切なことは自分の体質にあっているかどうか
たくさんあるサプリメントの中から、ご自分にあったサプリメントを探すのはなかなか大変です。
まずは自分自身の身体の変化を注意深く観察して、それから症状にマッチするサプリメントを選ぶようにしましょう。