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寺カフェ×スローエイジング企画『つながり』イベントに参加してきました!

寺カフェ代官山とスローエイジングのコラボ企画『つながり』に参加してきました! 人や物や事、すべての“つながり”を大切に考え、丁寧に生きることを代官山の魔女(マニョ)と呼ばれる山口依乗先生にお話していただきました。

都会の駆け込み寺で『つながり』について考えてみる


寺カフェ×スローエイジング企画イベント『つながり』に行ってきました!!

お洒落な街、代官山と恵比寿のちょうど中間点にある『寺カフェ代官山』。

通り沿いに面していて、鮮やかな五色幕で彩られたオープンテラスのお店は一見、都会にあるお洒落なカフェです。 ですが、ここは単なるカフェではありません。

お坊さんが常駐するお寺でもあるカフェなのです。 今回もこの寺カフェ代官山で、“つながり“をテーマに、代官山の魔女と書いてマニョと呼ばれる山口依乗先生のお話しを聞く会に参加です。


そもそも「寺カフェ」ってどんなお店??


「昔はお寺というのは皆さんの身近な場所でした。

なにもなくても気軽にお寺に立ち寄って、お茶を飲みながら世間話やときには悩み相談を聞き、答えは出せなくても、仏さまの智慧(教え)をヒントに、共に悩み、考えることで心の安らぎを共にしたいと願ってきました。

ですが、今の時代、お寺の敷居が高くなって行きづらい、僧侶と話す機会なんてそれこそ法事くらいなど疎遠になりがちです。

それならば、お寺にこもらず、私たちから出かけて行こう! そうして出来たのが「寺カフェ代官山」です。

いわば現代の駆け込み寺ですね。」今回のイベントは依乗先生のお話しと、ボジョレー・ヌーボーの解禁にあやかって、2017年のボジョレーとクランベリーと生姜のハーブティー、先生お手製の“精進おつまみ&スイーツ“がお供に。

ワインに合うようにと、依乗先生が何週間も前から仕込んで頂いたお豆腐チーズの白虎&玄武。

大豆と米麹と塩だけで作られたチーズは、精進料理ですから当然動物性のものは一切使っていません。 気になるお味ですが、白虎はプレーン、玄武はペッパーを効かせたスパイシータイプ。

どちらも口当たりはなめらかですが、ピリリとした酸味による刺激があります。 ナチュラルチーズよりも少しクセのあるチーズが好きな私には、ほんのりこのピリリとした刺激がワインを引き立たせてくれ、是非とも商品化して欲しいくらいお気に入りに。

依乗先生いわく、日本酒にも良く合うのよ言われていましたが確かに!大吟醸あたりで食べたい!なんて飲む方向に想像を膨らませてしまいましたが。

カカオニブで作られたプディングは、お砂糖類は一切使用していません。 なのに、これが砂糖不使用でこの甘さ?とビックリするくらい多分甘党の方が十分満足する甘み。

じつは甘い物がそれほど得意ではない私ですが、このプディングの甘さは柔らかい上品な甘さで、ワインの味も損なわずむしろワインのお供になるスイーツでぺろりと完食!


『Lovers shot』のネーミング


このカカオニブのプディングのネーム、『Lovers shot』と可愛らしいネームなのですが、チョコレートって食べると幸せな気持ちになる成分があります。

アナンダミドという気分を高揚させて幸福感をアップさせてくれる成分なのですが、依乗先生いわく恋人たちの食べ物(もちろんシングルでも)という意味で命名したそうです。 なんだか可愛くてお洒落な名前。全て依乗先生の精進料理に基づいて作られたメニューですが、先生のお話しによると昔はお寺には“防守“と呼ばれる女性たちがお寺を切り盛りしていたそうです。

お味噌や醤油など、ほとんどのものは全てこの防守さんがお手製で作り受け継いできたそうです。 余計な物を一切使わず、シンプルに丁寧に作られるものが精進料理のベースにあるのですね。


『食べることは生きること』


今回カカオニブを提供して頂いたニュートリション・アクトさんは、世界各国から希少価値の原料を探し輸入しています。

その際に必ず、その輸入原料に関わる農法や環境、人々に至るまでこだわりがあります。

例えばプディングに使用されているカカオニブは、エクアドル産のアリバカカオという種類で、アマゾン川流域の先住民による伝統的なチャクラ農法で栽培されています。

チャクラ農法とは、アマゾンの原生種であるアリバナシオナル種を伝統的な熱帯雨林の環境の中で、“農薬“、“化学肥料“、“除草剤“、“耕作用機械“を使用しない、完全な自然農法でカカオ豆を栽培する方法。

森の日陰の中で他の果実、作物と共生し栽培するという独自の方法でアマゾンの生態系を維持しつつ、持続的な生産活動を実現していているのです。

そのため、他のカカオニブと比べると、アリバカカオはフルーティーで芳醇な香りが際立って特徴的です。

依乗先生がこのメニューについてご説明しながら、カカオニブはエクアドル産、デーツはサウジアラビア産、こだわりのお塩は沖縄の糸満産、こんなにも色々な国の物を使って作っていただいているのですが、どれ一つをとってもそれに携わったひとは数えきれないほどです。

ひとつの食べ物をいただくとしても、全ての命と繋がっている。そして丸ごとの命を今こうしていただいて私たちは生かされているのです。


ご縁を大切にする


命はひとつひとつが分かれています。ですがそれらが縦の糸と横の糸となってひとつの織物のように紡がれています。

そして自分もそのひとつの糸で紡がれている。沢山の命とつながって『自分』は成り立っているのです。 例え不都合だと思われることも、自分を育てる試練を与えてくれているのです。

良いことも悪いことも全て縁。

縁があれば遠くにいてもつながっています。


『私メッセージ』


それでもどうしてもツライと感じたときは?


どうして私の言っていることが通じない、伝わらないの?と、イライラしてしまうことってありますよね?

そんなときはいったん私を『』書きにして置いてみてください。 どうしても自分を優先するとツラくなるので、『私』を置いた状態で相手のことを考える。

これって、物事を主観で見るか俯瞰で見るかにも通じるものがありますよね。

そしてここでもうひとつ。

相手になにか伝える時に『私メッセージ』を添えること。

例えば、恋人となかなか会えなくてイライラしているときに、「なんで会えないの!!」と頭ごなしに言われれば、状況だけの感情を伝えられた相手はムッとしてしまいますよね。

でも「なんで会えないの?寂しいな」と、状況の後に自分の感情『私メッセージ』を添えれば、相手は寂しい思いをさせているんだなと考えてくれます。

お子様がいらっしゃる家庭では、言うことを聞かない子供に「◯◯しなさい!」と言っても不貞腐れてしまう。 ですが、「◯◯してくれるとママ嬉しいな」と『私メッセージ』を添えれば、子供も母親の気持ちを汲み取ります。

状況だけの希望と感情を伝えるのではなく、そこに『私メッセージ』を添えることで、“気持ち“が初めて伝わるのではないでしょうか。

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