最近、トップアスリートからも人気が高い栄養素である大豆ペプチド。 「脳の疲れが取れる」「体の疲労が回復する」など、脳にも身体にも嬉しい効果があると言われています。その人気の秘密は如何に?!
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そもそもペプチドって、なあに?
肉や魚、卵、大豆などに含まれているタンパク質は、私たちの髪や爪、皮膚、筋肉などを作る上で欠かすことが出来ない栄養素です。
これが欠けてしまうと、肌に張りがない、筋肉が落ちて代謝が低下、爪も薄く欠けやすくなり、髪もパサパサ、といった具合に…
目に見えて老化の原因となる症状が現れるのです。
老人になると、ご飯や麺などの炭水化物は摂るのに、肉や魚、卵、大豆製品を食べる機会が減り、タンパク質が不足しがち。それが、老化として現れているとも考えられます。
タンパク質は、いつまでも若々しい身体づくりに必要な栄養素とも言えるでしょう。
そもそも、タンパク質は実は20種類ほどのアミノ酸でかたちづくられている複雑な物質です。そのため、そのままでは消化吸収することが出来ません。
通常、タンパク質は消化管の消化酵素によってアミノ酸に分解されてから、小腸で吸収されます。
ペプチドは、そのタンパク質を分解する過程で生成される成分。
つまり、アミノ酸が真珠のネックレスの様に、数個つながった状態がペプチドです。
アミノ酸を1両とした電車に例えてみると。 タンパク質が6両編成の電車なら、ペプチドは2、3両の快速電車です。 単体のアミノ酸より多彩な栄養素を持ち、タンパク質よりコンパクト。 タンパク質を短時間で効率よく摂取することができるのがペプチドだと言えます。
どんな効果が期待されるの?
ペプチドは肉や魚、大豆など様々なタンパク質食品から作られます。
中でも様々な健康効果が期待されるのが大豆ペプチド!
大豆は、アミノ酸の栄養価が高く、植物性タンパク質の中で優れたタンパク質食品です。
体内で合成することが出来ない必須アミノ酸も、バランス良く満たしています。
そんな大豆ペプチドには、大きな働きが2つあります。 それは、「脳」と「筋肉」の疲労回復作用に優れているということ。 仕事で頭が疲れた時や、スポーツの後などに摂取すると、素早く疲労を癒すことが出来るでしょう。 この他、ダイエットや免疫力のUP、肝機能工場による美肌づくり、風邪の引き始めや二日酔いなどにも大豆ペプチドは効果を発揮してくれます。 大豆ペプチドは、ストレス社会における現代人にとってピッタリの成分です。
どんな食品に含まれているの?
大豆ペプチドは、大豆を発酵させた食品(納豆、醤油・味噌)などに含まれています。
ただ、食品での含有量は少なく、多いといわれる納豆1パック(40g)中ですら、約0.4g(400mg)程度です。
また、これらの食品は同時に塩分を摂取することもありますから、多くを摂るのは難しいでしょう。
そういった点からも、大豆ペプチドは、サプリメントなどの機能性食品や機能性飲料を活用して摂るのもおススメです。
身体が疲れやすい、代謝が落ちた、運動後に疲れが残る、眠りが浅いといった方にも効果が期待出来る大豆ペプチド。 上手に摂取して、いつまでも若々しく、健康的な生活を送りたいものです。 ただし、サプリメントであっても大豆由来の成分であるため、大豆にアレルギーがある方は気をつけてくださいね。
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