流行りを追うのは誰でもできること。一通り揃えた大人の女性はいまの自分を見直し、錆びない女として磨き続けることが必要です。今回は喪の席で着用するブラックフォーマルの見直しについてチェック!
若い頃と体型が変わらないからといって、随分前に買ったブラックフォーマルを着ていませんか?それは若い頃とスタイルが変わらないという証拠でありながらも、年齢を経てあなたが手に入れた格を下げるNG行為。普段のスタイルだけでなく、同じ黒を着る人が集まる場面でこそ、年齢にあった格あるスタイルへと見直すべきです。
あなたは店頭でずらりと揃うなかからどれを選びますか?
たくさんのおしゃれを楽しんできた私たちは、自分に似合う襟の形やスカートの丈、クローゼットに眠らない着回しやすいデザインは知っていますね。フォーマルウェアのブランドを多数扱うラブリークィ―ンの小坂さんに伺いました。ブラックフォーマルのプロが助言するのは、3つの鉄則。
1.ブラックフォーマル用のコーナーの商品から選ぶ。
2.スカート丈はひざ下、ジャケットの袖丈はひじが出ないものが鉄則。
3.試着の際は後姿も確認を。
この3つを踏まえたものであれば、ブラックフォーマルの基本はおさえているでしょう。ここからほかの人とお揃いにならないスタイル探しが始まります。
お手頃なもので素敵な商品ももちろんありますが、一通りのものを揃えた大人の女性ならば少しクラスアップしたものへの買い替えがおすすめです。ここで気になるのが、お手頃なものと大人向けの上質なものの差はどこにあるのでしょうか?
「一番わかりやすいところだと、黒の色の深みが違います。より黒いもののほうが高級感があり、フォーマル度が高くなります。また、素材の質もポイントです。ブラックフォーマルではポリエステル100%というのが多いのですが、クラスアップするとトリアセテートという糸が使われます。トリアセテートには発色性の良さ、ソフトな風合い、上品な絹のような光沢、ドレープの美しさなどの長所があります。価格が10万円以上のクラスになると、シルクを使用しているブラックフォーマルもあります」
なるほど。素材以外にもぱっと見てわかる差はありますか?
「ボタンやリボンなどの付属品の細工が細かくなっていたり、質の良いものを使用しているなどディテールへのこだわりが違いますね」
アラミス シルク混スタンド1つボタンアンサンブル ¥150,000(税別)
なるほどー。今度からほかのブラックフォーマルを見るときにちょっとチェックしたくなりますね。
突然訪れるお別れの席だからこそ、周到な準備をしておくのが大人のマナー。そろそろこだわってみてはいかがでしょうか。
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