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毎日飲むなら絶対ココア!~私が毎日ココアを飲む理由~

皆さんはカフェで決まって注文するものがありますか?私は必ずココアを頼んでいます。私のようにココアが大好きな人も、たま~に飲みたくなる人にも。健康にも美容にもパーフェクトな素材であるココアの魅力に迫ります。

甘くてほっこりとした気分にさせてくれるココア。 スペインの家庭には常にココアがあり、子どもたちは幼い頃から当たり前に飲んで育つそうです。 ココア特有の成分であるデオブロミンは、幸せホルモンとも呼ばれている脳内物質のセロトニンに作用する働きがあるため、リラックスやストレス解消にもぴったり! でもでも!実はそれでけではないのです。 健康や美容に嬉しい効果が期待できるココア。 〝ココアの魅力”をココアを飲みながら綴っていきたいと思います。


ココアの豆知識


カカオは、アオギリ科に属する樹木です。 学名を「テオブロマ・カカオ」といい、「テオブロマ」はギリシャ語で「神様の食べ物」という意味があります。 カカオの実は、カカオポッドといわれます。 初めは緑色ですが、やがて黄色味をおび、最後は赤褐色のざらざらとしたカカオポッドになります 大きさは長さ12cmから25cm、直径は15cmほどです。


カカオ豆は、カカオポッドの中にあります。 豆は白いパルプに覆われていて、カカオポッド1個に20~40粒入っています。 カカオ豆は白いパルプごと実から剥がされて、発酵・乾燥を経て、ココアやチョコレートの原料となるカカオ豆となります。


ココアの歴史


ココアは、紀元前から中南米の王国で王様の健康秘薬として飲まれきました。 スペイン征服前の古代マヤやアステカ文明の時代には、現在の中南米周辺で共通のお金として使われていたそうです。 17世紀以前までは、カカオをすりつぶしただけの状態で飲まれていましたが、1828年頃にオランダのカスパルス・ヴァン・ホーテンが、カカオマスから油脂を分離し粉末化する手法を開発し、ココアと名付けて売り出しました。 日本で飲み物のココアとして最初に開発されたのは、森永のミルクココアで、1919年のことです。


飲むエイジングケア


肌の老化と大きな関わりがある「活性酸素」。 活性酸素は、ストレスや紫外線などで増えてしまいますが、ココアのポリフェノールには、この活性酸素を除去する効果が期待できます。 また、お肌のターンオーバーの促進や、シミやシワ、ニキビの予防効果、ニキビ跡や傷跡をキレイに治す効能もあります。

これらの効能は、カカオポリフェノールの抗酸化作用だけでなく、ココアに含まれる亜鉛や鉄分、マグネシウムなどのミネラルの効果も関わっています。

カカオポリフェノールを12週間摂取することで、肌の水分量の低下を防いだというデータもあり、美肌を作るのに嬉しい成分がたっぷりのココア。 飲むエイジングケアにぴったりです。


ホッと一息♪ストレス軽減に


ストレスに対してのココアの有用性についての研究をご紹介します。 ココアに含まれるカカオポリフェノールをストレス過多状態であるラットに与えます。 すると、ストレスに上手く適応できるように変わり、身体的もしくは心理的なストレスであっても、抵抗力が上がりました。 このように、カカオマスポリフェノールには、ストレスホルモンの分泌を抑える効果があるため、ストレスへの抵抗力を強める効能があります。

また、ココアの香り成分であるテオブロミンは、中枢神経を刺激し、末梢神経の活力を高め、ストレスを防ぐ作用があります。 さらに、ココアの香りは、脳内物質のセロトニンに働きかけ、リラックス効果が期待できます。 その他、テオブロミンは、毛細血管を広げる作用を持っているため、血流を良くするサポートや血圧を安定させる効果もあるようです。

ココアを飲むことで得られる効果は持続性が高いため、ストレスに弱い人にぜひオススメです。


傷の治りが早くなる


埼玉医科大学救命救急センターの研究をご紹介します。 ココアを餌に投与したラットと、投与しないラットで、傷の治り具合を比較する実験を行ったところ、ココアを投与されたラットのほうが、傷の治りが早いことが確かめられました。 つまり、カカオポリフェノールに、過剰な炎症を抑制する働きがあることが考えられます。 加齢とともに傷の治りが遅くなってきたと実感されている方に朗報です。


生活習慣病の予防に


国立循環器病研究センターによる発表を引用してご紹介します。 ココアの血圧への影響を調べた研究がいくつかありますが、それらをまとめて解析すると、ココアを摂取することによって、血圧は平均して収縮期には4.7mmHg、拡張期に2.8mmHg下がっています。

ココアやチョコレートはプロシアニディンなどのポリフェノールを豊富に含んでいます。 ココアの摂取により血管の機能がよくなることが示され、動脈硬化にもよい影響があると考えられます。

また、米国のハーバード大学医学部のエリック・ディング(Eric L. Ding PhD)氏らの研究でも、純ココアまたフラボノイド高含有のココアの摂取は、血管の健康を向上させて動脈硬化を防ぎ、血圧をかなり下げたと発表しています。 この効果は高血圧の治療薬に匹敵するという研究結果もあるほどです。

さらに、50歳未満の人々がフラボノイド高含有のココアを摂取したところ、悪玉(LDL)コレステロール値を下げて、善玉(HDL)コレステロール値を高めたそうです。

その他、ココアには糖尿病のリスク要因を減らす効果も期待できます。 フラボノイド高含有のココアを摂取した人々は、摂取しない人々と比べて、血糖値を制御するインスリンの働きが低下した状態であるインスリン抵抗性の発生が、望ましく減少しています。


冷え性でお悩みの方にも


冷え性とは、血液の循環が悪くなり、手足や腰が冷え不快に感じる症状のことです。 森永製菓は、冷えやすい体質「冷え性」を自覚する若い女性を対象に、ココアおよび他の嗜好飲料の冷え性に対する効果を比較検討しました。

ココアを含む各種ホットドリンクとアイスドリンクを飲んでもらい、サーモグラフィーで手の甲の表面温度を測りました。 その結果、ココアが他の飲料と比較して、温度上昇の維持が長く保たれることが分かりました。 さらに、サーモグラフィーによると、お湯や緑茶よりもココアを飲んだときの表面温度が、一番高くなっています。 つまり、ホットココアは、他の飲料に比べ体表面温度の上昇が顕著にみられ、またその持続時間が長く、他の飲料より冷え性改善効果が高いと言えます。

またアイスココアの場合、表面温度は下がりますが、それでも冷たい麦茶に比べると下がりにくく、身体をそれほど冷やないこともわかっています。


便秘に


ココアの中でも、純ココア(ピュアココア)は、ココア1杯でトマトジュースの2~3倍もの食物繊維を摂取することができます。 ココアに含まれるリグニンは、腸内で善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれるので、便秘にも効果的です。 また便臭を抑える効果があることもわかっています。


ココアを飲んで計算力アップ!


2013年に、森永製菓は、四天王寺大学佐藤広康教授との共同研究で、中学2~3年生の男女207人に実験を行っています。

同試験は、中学2~3年の男女を2つのグループに分けて実施。 グループ別にココア、対照飲料(キャラメル風味の飲料)を摂取させた後に、加算計算課題を行ったところ、ココア摂取群は対照飲料摂取群に比較して、回答数・正答数ともに高かったそうです。

また、誤答率が低い被験者(被験者全体の約75%)の統計処理を行うと、ココア摂取群と対照飲料摂取群の差はより大きくなったこともわかりました。 有意差はココア飲料摂取後の時間とも関係があり、摂取45分後と75分後に回答数と正答数に大きな差が認められました。

ココアに含まれるカカオポリフェノールとテオブロミンは、摂取後1~2時間以内に血中濃度がピークに達するとされており、今回の計算能力の向上結果は、この2つの成分による効果と考えられています。


美味しいだけではなく、健康にも美容にも頭にも良いことがたくさんのココア。 今日から早速〝ココア生活”を始めてみませんか?

ちなみに、、色々なところでココアを飲んできましたが、私が今までで一番美味しいと思ったココアは、横浜のニューグランドホテルのカフェのココアです!

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