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日本に古来から伝わる美容オイル「椿油」とは?

子供のころ、おばあちゃんからお風呂上りの髪に椿油をつけてもらった思い出…椿油は古くから日本で使われてきたオイルです。なんとなく地味な印象ですが、その椿油を見直してみませんか?


スキンケアやヘアケアに活躍してくれる「椿油」。 「カメリアオイル」と呼ばれることもあります。 椿は冬の花というイメージですが、椿油の元になる実(種)の収穫は9月頃からはじまります。 落ちた椿の実(種)を拾って、天日干しし、圧搾して椿油を作ります。


椿油とは


椿油が歴史に残るようになったのは、今から約1,200年前平安時代の初期。 食用、灯用、化粧用、不老不死の薬として珍重されていたそうです。 学術名をCamellia japonicaといい、まさに日本のオイルといった感じです。


椿油が肌や髪に良い理由

「椿油」は酸化しにくいオレイン酸を多く含んでいます。 椿油の成分の80%以上がオレイン酸。 人の肌の主成分は40%がオレイン酸と言われており、これが椿油が髪や肌によいとされる理由です。


椿油を使ったヘアケア


ヘアケアとして使う場合、粘度が気になり、やや使いにくいなら、洗面器半分ほどのお湯の中に3~4滴落とし、よくかき混ぜたものをシャンプー後の髪にかけ、なじませて使う方法がオススメ。 そのまま、洗い流さず、タオルドライやドライヤーで乾かします。


椿油は肌や髪だけのものじゃない

スキンケアやヘアケアの用途が思い浮かびますが、食用として(天ぷら油など)や刃物の錆止め、木製家具・調度品のお手入れにも使うのだそうです。 椿油で揚げた天ぷら、食べてみたいですね。

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