春になると、新しいことを学びたくなりますよね。就職したり、仕事が変わったりして、セミナーや講習会に参加する機会が増えるのも、この季節。でも、「学んだ」だけで満足していませんか?頭だけで理解したことは、あっという間に忘れます。実践して肚に落としてこ、本当の意味での「学び」です。
頭で覚えたことは24時間で1/3を忘れる
セミナーや勉強会に行くと、「わー、良いこと聞いたな」と一気にテンションが上がって、ワクワクしますよね。
これをやったら自分はもっと成長できる!と嬉しくなって、それに関連した本を帰り道にかったりして。でも、その気持ち、1週間経っても維持できてますか?
恐らく、多くの人は、最初のテンションの維持どころか、普段の仕事や生活に忙殺されてすっかり忘れている・・なんてことも多いのではないでしょうか。
セミナーで学んだことは24時間後に1/3を忘れ、また24時間後(つまり48時間後)にはさらに1/3忘れると言われています。
せっかく良いことを学んだのに、2日後には2/3も忘れてると思うと、もったいないですよね。
学んだことを忘れないためにはどうしたら良いのでしょうか?
まずは、学んだことを誰かに伝える
via www.photo-ac.com
学んだことを忘れないためには、まず誰かに「伝える」こと。
blogをやっている人はblogに書いてもいいです。
会社で部下や同僚に話をしてもいいです。
会社によっては、セミナーの後に報告書を書かせるところもあると思います。
あれって、本当に受けたかどうか?を会社が確認する意味でやっていることが多いのですが、報告書を書かなければいけないなら、それを多いに利用しましょう。
面倒くさい!なんて言っていたらもったいない。
自分が学んだことをアウトプットするチャンスです。
誰かに伝えることで、自分自身の理解が深まります。
「どうやったらうまく伝えられるかな?」と思えば、理解しきれなかったところは、ノートを見るなりして復習しますよね。
こうやってアウトプットすることで、頭の中だけで捉えたことを自分の中に落としこんでいくのです。
実践してみる
via www.photo-ac.com
誰かに伝えただけでは、まだまだ「理解した」に過ぎません。
それを自分のものにするには、実践することが大事です。
ここを飛ばす人って本当に多いんですよね。
この過程を飛ばすとどうなるか。出来るようにならないから、また次のセミナーや講習会に行くのです。
そして、その時は「分かったつもり」になり、出来た気になるのに、実践しないからやっぱり出来ない。
出来ない自分が嫌だけど、何で出来るようになるか分からないから、また次のセミナーに行く。
これがセミナージプシーです。
「頭で理解できること」と「自分で出来ること」は全く違います。
だから、とにかくやってみることが大事。
その時は、変にアレンジを加えず、ただひたすら教えてもらったとおりにやってみること。
『鵜呑みにするのは良くない』とよく言われますが、セミナーで教わったことを自分の中に落としこむには、まず『鵜呑みにする』ことが大事ですよ。
それが出来るようになったら、自分でアレンジを加えてみるのも良いと思います。
そして、鵜呑みにしてやってみたけれど、自分には合わない、何か違うと思ったら、それは止めてしまっても良いです。
とにかく、まずは四の五の言わずにやってみる。コレが大事です。
最後の仕上げは誰かに教える
自分で実践して出来るようになったら、最後の仕上げとして、ぜひ、誰かに教えてください。
「出来る」ことと「教えられる」ことは、また違います。
教えるということは、自分自身でそれを深くまで理解していないと出来ません。
そもそも、出来ないことは教えられないですしね。
ここまでやったら、そのセミナーや勉強会で学んだことは、きっとあなたのものになっているはずです。
「頭で理解する→誰かに伝える→実践する→教える」ぜひ、このステップで新しい学びを自分のものにしてくださいね。 そして、どんどん豊かな知識と経験を増やしてください。
Comments