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ぐずって歩かない子を歩かせるようにする方法と親のNG行動

多くの子はまだ自分で歩くよりも抱っこされたい。それはママやパパに甘えたいという気持ちと、疲れるから嫌だという気持ちの二つがあるのではないかと思います。 子供のその甘えたい気持ちを満たしてあげることもとても大切ですが、きちんと歩けるようにしてあげるのも親の大事な役目。歩ける子に育てるには親の言動がとても重要だと思います。

歩けないのがダメなわけではない


誤解しないでいただきたいのは、決して歩けない子=ダメな子なのではありません。 子供が愛おしくてずっと抱っこしていたい!抱っこの疲れなんて平気!というママは、子どもが抱っこされているのが恥ずかしいと思うまでは抱っこしてあげて良いと思います。 抱っこは親子の大事なスキンシップのひとつ。抱っこすることで子供の気持ちが満たされることも多々ありますし、抱っこできる期間は限られているのだから重くても私が頑張る!というのはとても良いことだと思うのです。

でも幼稚園や保育園では、親がいない所で沢山歩かなくてはいけない場面があります。 そんな時に全然歩けない子だとかえって子供が大変な思いをしてしまいます。 せっかくの楽しい遠足がただの辛い時間になってしまったら可哀想ですよね。 ですから遅くても3歳ぐらいまでにはある程度は歩かせる練習をした方が子供の為かな、と思うのです。


子供の頃に沢山歩いた子は、 “歩ける”子に育つ!


私自身が幼稚園の年長から小学校低学年だった頃、毎年大みそかから元旦にかけて、練馬区から渋谷区にある明治神宮まで歩くというイベントに参加させられていました。 その距離約14km!幼稚園児に歩かせる距離じゃないですよね。今考えるとかなりのスパルタです。 当時はともかく辛くて、なんで眠い中、何時間もかけて歩かなくてはいけないんだろう、と思いながら歩いていました。途中1回だけ立ち寄れるコンビニが待ち遠しかったのを覚えています。

でも、小さい頃にそうやって沢山歩いていたおかげで、その後もずっと沢山歩くことが苦になったことはなく、むしろ1駅2駅歩くのなんて全然余裕。 今となってはいくらでも歩ける体にしてくれた親に感謝しています。

姉と私はそうやって小さい頃から毎年歩いていたのでいくらでも歩けるのですが、なぜか妹だけはそのイベントに参加したことがない為、実は妹は姉妹の中で一番運動神経が良く体育教員になったにも関わらず、いまだにすぐ疲れたーと言う歩けない子に育ちました。歩ける歩けないは運動神経とは関係ありません。運動神経があまり良くない子でも沢山歩ける子に育てることは可能なんです。


子供に歩ける子になって欲しいのならば小さいうちから歩く練習を!


私は息子が2歳に近づいてきた頃、「2歳になったらお母さんはもう抱っこして歩かないからね、ちゃんと自分で歩くんだよ!」と言い聞かせていました。

遠くへのお出掛けの時はベビーカー必須でしたが、それでも極力歩かせるように努力しました。 まだ抱っこしてもらいたい年齢。沢山の距離を歩くのも難しいです。 最初のうちは歩いている途中で「疲れたー、抱っこー」はもちろんありました。

そんな時に取った方法は


・よーい、ドン!と競争したり、道端の雑草を拾ったりして「遊び」に変える


・一瞬ぎゅーっと抱っこして気持ちを満たしてあげてから手を繋いで歩かせる


・少し先で手を広げて「ここまでおいでー、来れたら抱っこしてあげる!」と待つご褒美作戦


ちゃんと歩きなさい!と叱るのではなく、楽しく一緒に歩くことを心掛けていました。 数秒抱っこしてあげることあっても、抱っこしたまま歩くことはしない。 自分の足で歩かせることを徹底しました。

そして一番大事なのは、


ちゃんと歩いた時に沢山褒めてあげること


大人の足でたった10分の道のりを1時間ぐらいかけて歩いたこともあります。 最初はすぐに「疲れた、抱っこ!」と言っていた息子も徐々に歩ける距離が長くなり、私と二人で歩いている時には「疲れた」は言っても「抱っこ」は言わなくなり、自然と歩けるようになりました。


歩かない子にしてしまう親のNG行動


歩かなくてぐずられて面倒だから抱っこしてしまう。 抱っこして歩くのがきつかったら、タクシーを使ってしまう。

歩かない子のぐずぐずに付き合うのは正直とても大変で、抱っこしてしまった方が楽な場面も多々あります。 けれど毎回そうしてしまうと、子どもはぐずれば歩かなくてすむという楽な方法を覚えてしまいますので、歩けるようにさせたいのならば極力やめた方が良いと思います。

そして少しの距離でもちゃんと自分の足で歩いたら、きちんと褒めてあげる。 抱っこは外で歩く時ではなくて、家の中で沢山してあげる。 子供の甘えたい気持ちをしっかり受け止め満たしてあげること、そしてできたことはきちんと褒め、認めてあげることが子供のやる気スイッチを入れるきっかけになるのではないでしょうか。

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