足裏にも筋肉があるのを知っていますか?ヨガは通常、素足でマットの上に立ち、大地に根をはるように土台を作っていくのですが、この「足裏の筋肉」が衰えていたり、縮こまった足指先を放っておくと、立ち方や歩行のバランスも悪くなり、骨盤のゆがみから背骨、姿勢にも影響がでてきます。ヨガインストラクターも日々実践している、バランスの取れた体を保つ秘訣をご紹介します。
足はバランスのいい体をつくる「土台」
あなたは足の指を大きく広げることはできますか?最近はフラットなシューズや靴が主流になってきてきましたが、運動不足や1日座りっぱなしの日。靴下など窮屈なものを履いていると、足指は中で縮こまり、固まってしまいます。ヨガの立ちポーズをする前に、一度ヨガマットから足指だけを浮かせて、ゆっくりと「小指から一本づつ置いていく」というのを行います。体の重心をしっかりと足で捉えるのはもちろん、足の指一本一本でしっかりと大地を踏みしめる感覚こそが、その上に成り立つ私達の背骨や首をスッと伸ばしてくれるのです。
なぜヨガは素足でやるの?
外では靴を室内ではスリッパというように、現代の生活では裸足で過ごす機会が少なくなっています。ヨガを素足で行うのは、足裏で直接床や大地を「感じる」ためなのです。子供の頃は、芝生の上や砂の上を歩くのが楽しく気持ち良かったように、何も履かずに地面に立ってみると、足裏が直接刺激され感覚もとぎすまされてきます。
素足で歩いたりヨガをすることは、足の内側や外側、足先とかかとを足裏全体を均等に使うことで、細かい筋肉を鍛え、全身のバランスを整えてくれるのです。
足裏から、骨盤のゆがみを整える
via shophalfmoon.ca
足底筋群が衰えると「足裏アーチ」を保つ力が失われて、立ち方や歩き方も不安定になり、美脚線はもちろん、「骨盤の歪みの原因」になります。扁平足、外反母趾の方はもちろん、足指を開くストレッチをすることで体全体の重心が安定して疲れにくく、足首やふくらはぎも締まってくるのです。
カナダでは、ヨガインストラクターもクラス中に「Joy-a-toes」をはめているほど!こういった、足セパレーターを使用することで、骨の位置を矯正し足裏の安定感が増しすことで、無理なくポーズも行えるのです。
足指の状態をチェックしてみよう
まずは、自分の足指の開き具合いをチェックしてみましょう!椅子やソファーに座った状態で、手を使わずに足の指5本の間に隙間ができる人は健康的です。小指しか開かない、全く足が言うことを聞かないという方は、だいぶ筋力や柔軟性が衰えている可能性があります。
1、手足の握手ストレッチ
すぼまった足を広げていきましょう。足先もポカポカ温かくなり、重たい足もすっきりします。足指が楽に開く人も、日頃から閉じている足を広げてあげることで、疲労回復の効果もあり血流が良くなることで、新陳代謝も上がりスッキリとした下半身をつくってくれます。また、「足首」が硬い人は股関節も硬く、骨盤の歪みの原因になります。一緒に足首もほぐしましょう。
1、足の指に手の指を組み合わせます。指の付け根までしっかりと入れましょう。 この状態で痛い方は、だいぶ凝り固まっています。2、握手の状態で少しキープ。足首も軽く回すのも良いです。左右同様に行います。
大地のパワーを足裏から感じてエネルギーチャージ
夏の行楽シーズン、旅先や自然のある場所に出かけた際には、ぜひ思い切って!裸足で地面を歩いたり踏んだりしてみましょう。これからは公園や屋外でのヨガイベントも多く行われる時期でもあります。自然の中で深呼吸をするのも気持ち良いですが、大地のエネルギーを直接感じるのは、地面に1番近い足なのです。
足先、尾骨、骨盤までは体の気(エネルギー)でいうところの「第1チャクラ」に関係します。
第1チャクラは、私たちがどんな困難や変化にも対応していく「生きるための活力」が養われる場所。常にONモードで心も体も休まらない。またはOFFモードになると何もしたくない。こんな状態は、自律神経のバランスがうまく取れなくて、この現実社会で生きてく上で、とっても疲れやすくなります。できるだけ自然に触れて、裸足で大地を感じたり、足指ストレッチを行って、日頃から自分へのエナジーチャージをしてあげましょうね。
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