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新生活ママの「美容・春じたく」。時短美容で時間と心にゆとりを

もうすぐ4月。お子さんの入園・入学で今までよりも朝が早くなるご家庭や、いよいよ職場復帰を控え、1日のタイムマネジメントを思案中の兼業ママ…。そんな節目に立つお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、現役ワーキングマザーにしてコスメコンシェルジュでもある筆者が「ママの時間と心のゆとり」のための「時短美容」という選択肢をご提案。普段のお気に入りのアイテムやメイク方法のほかに、選択肢として持っておくだけで心が軽くなるはず。ぜひ気軽に、ワクワクとした気持ちで取り入れてみてくださいね。


まずは基本の考え方から


今回は「時短美容」の具体的なステップを取り上げますが、もちろんスキンケアやメイクにかける時間をただ短くすればいいというものではなく、肌の状態もキープできてこそだと思っています。 そのための鍵は、

・泡立てる ・手を洗う ・道具を使う ・蓋の開け閉め ・日中の化粧直し

これらの時間を減らすこと。 ワンステップで省ける時間は数秒から数分でも、複数のステップに取り入れれば「朝10分」のゆとりも現実的なものになりますのでその効果は侮れません。

もうひとつのポイントは、その時の肌トラブルや季節、使える時間などによってアイテムや手順を変えられるよう、いくつかの「選択肢」を持っておくこと。 時間に余裕があるときは、普段どおりのメイクやスキンケアを。 「寝坊しちゃった!」「子どもの登校園や通勤の都合でどうしても5分切り詰めないといけない」…そんな時に一部のステップのみでも「時短」できることを知っておくだけで、気持ち的にも余裕が持てると思います。

ここからは一例として、私の「最短」スキンケア・メイクアップのステップと、「選択肢」の一部をご紹介。 慣れればメイク・スキンケアとも各5分くらいで仕上げられます。


メイクアップ編


・ベースメイク


ベースメイクは1本で肌を自然に美しく見せ、洗顔・保湿後にすぐ使える「BBクリーム」。 最近はさらに多機能なCC・DDといった名称のものも各社から発売されており、また紫外線だけでなく、大気汚染などからも肌をガードしてくれるアイテムも。 機能面や保湿効果、カバー力の強弱もバリエーション豊富に揃っていますので、肌悩みやお好みの仕上がりに合わせてお気に入りの1本をチョイスしてみてくださいね。 その上から、「くずれにくさ」を重視して選んだルースパウダーをはたくことで日中の化粧直しの手間を「時短」しています。


・アイシャドウ


色と色の間に境目のないものを選べば、ひと塗りでグラデーションが完成します。 私が愛用しているのは2種類。 3色がグラデーションになったパウダーシャドウと、2色がグラデーションになったスティックタイプの練りシャドウ。 前者はなんと言っても「3色グラデ」が指一本で・両目5秒もあれば完成してしまう手軽さが魅力。 後者は練り状なので、しっとりとしたツヤ感が目もとを若々しく見せてくれるところが気に入っています。


・アイライン


時短メイク用に、ジェルペンシルと毛先がフェルトペン状のものの2種類を常備しています。 ジェルペンシルは芯が柔らかいのでスルスルと描きやすく、多少ブレても指でさっと直せます。 フェルトペン状のライナーは、手もとのブレをペン先が吸収してくれるのでブレにくく、さらに落ちにくいところが◎。


・マスカラ


私の「本命マスカラ」はウォータープルーフタイプなのですが、平日は「お湯で落とせる」タイプのものを上まつげにのみ使用しています。 「お湯で落とせる」タイプは夜のクレンジングが格段に楽。 そして、「落ちにくさ」を謳っているアイテムを使用しても、夕方になると若干下まぶたににじんでしまうことも…。 ということで私の結論。 本当は下まつげにもマスカラを塗りたいのですが時短メイクでは「日中の化粧直し」の時間をはぶくほうを取り、下まつげには塗りません。 下まつげにマスカラを塗るときには、にじみを防止するために下まぶたのキワにルースパウダーなどをはたいておくようにしています。


・チーク


アイシャドウ同様、1つのパレットでハイライトカラー~チークカラーがグラデーション状になっているものを使用しています。 幅広のブラシに取ればひと刷けで血色と立体感をプラス。 単色でも使用できるので、ハイライトカラーを鼻筋にさっと刷ければさらに立体的に仕上げることができます。

スキンケア編


クレンジング

メイクの濃淡や肌状態によって、 ・普段のメイクにはクレンジングクリーム(春以降はジェル) ・しっかりメイクした日にはクレンジングオイル ・疲れた・さらに時短したい日用にダブル洗顔不要のジェル の3本を使い分けています。


洗顔料

朝、子どもが起きてくる前や、子どもと一緒のバスルームでの数十秒でも惜しいので、基本は「泡立て不要」なものを選ぶことにしています。 「泡で出てくる」洗顔料や、泡立て不要で肌に摩擦の少ない「ジェル状」の洗顔料がおすすめ。 奇しくも昨今は「炭酸美容」がブーム。 ドラッグストアなどにも「炭酸泡洗顔料」がバリエーション豊富に揃っていますので、成分や洗い上がりからお気に入りの1本を見つけてみてくださいね。


保湿

化粧水・美容液・乳液(クリーム)、の3ステップを基本として持ちつつ、それらの機能を1品で果たす「オールインワンタイプ」の保湿アイテムを持っておくことをお勧めします。 オールインワンアイテムもバリエーションが豊富。「美白」「保湿」など各アイテムさまざまな成分や効果を謳っていますので、私はその時期待する効果や気になるお悩みで選んでいます。 お気に入りのアイテムがジャータイプではなくポンプタイプであれば、さらに「時短」。 シートマスク状のアイテムを選べばスキンケアしている間にコーヒーを淹れたり子どもの連絡帳を書いたり…いわゆる「ながら美容」も可能に。 このほかコットンにスキンケア成分をしみこませたものなど形状もさまざまですので、あなたの生活サイクルに合うアイテムと出会えるはずです。


ママの笑顔は家族も笑顔に


今回は美容の側面から執筆させていただきましたが、私が「親子のコミュニケーション」についてお伝えしている「マザーズコーチング」の講座も、お問い合わせを多くいただくのは今の時期。 新生活を迎えるにあたり、毎日を笑顔で送るための準備をされているママさんが多くいらっしゃることを実感しています。

美容の領域においては、 "普段はお気に入りのメイクやスキンケアアイテムを使う。 早く眠りにつきたい夜やうっかり寝坊してしまった朝は、「使える時間の長さ」に合わせた「時短美容」を。"

こうした選択肢がある、というだけでも心にゆとりが生まれるのではないでしょうか。

時間のゆとりは心のゆとりに。

そして、心のゆとりがあなたを笑顔に。 あなたの笑顔は家族も笑顔にします。

美容に限らず、多少の手抜きはご愛嬌。 それくらいのゆるい気持ちで、一緒に新生活を楽しみましょう!

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