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低血圧の女性は損か、得か

女性に多いという低血圧。また、低血圧の人はむくみやすい、疲れやすい、手足の冷え、肩こりなどの悩みもあわせ持つというので実態を調査したいと思い立ち、健康アンケートの回答データベースから、ランダムに293名の回答を抜き出して分析した。

対象データは、17歳~78歳、平均年齢37.1歳、男性143名 女性150名 この対象データのうち、「低血圧ですか?」の質問に対し、「はい」「どちらかというとはい」に回答した人は48名、全体の16%であり、男性5名、女性43名、平均年齢33歳で、“若い女性に多い”というのは実態に即していた。


低血圧の人たちは、どんな体調の悩みがあるのか


むくみが気になると回答をした人は、全体では20%、低血圧の人たちでは69%。 手足の冷えが気になると回答した人は、全体では23%、低血圧の人たちでは50%。 肩こりが気になると回答した人は、全体では50%、低血圧の人たちでは71%。 疲れやすさの回答では、全体では37%、低血圧の人たちでは67%。

低血圧は病気ではないといっても、体調管理に気を使わなければならないことがうかがえる。

しかし、低血圧であることは、厄介なことだけではない。こんな調査があるようだ。


年齢より若く見える女性は「低血圧」で「長生き」英国調査結果

低血圧の人たちは、複数の体の不調をあわせもっている点では、大変な思いをすることもあるかもしれないが、常日頃から、低血圧による不調をいかに軽減させて、体調を良い方向に持っていくか気を付けていることで、長期的には得なこともあるのかもしれない。不調を感じていない人たちより健康に対しての意識や習慣を持ちあわせているのではなかろうか。

ただし、低血圧の改善のために、筋力をつけたいからといって、ムリな運動、急激な激しい運動は気を付けたほうがよさそうである。 なぜなら、立ちくらみがすると回答した人は、全体ではわずか15%だったのに対し、低血圧では67%にもおよんだ。体調をみながらムリのないストレッチやラジオ体操、ウォーキングなどの軽い運動から取り入れ、長期プランで体調を記録しながら管理するのが望ましいといえる。

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