3人に1人の女性が悩んでいると言われている「便秘」。スローエイジング世代である30代になってから便秘気味になる方も多いようです。便秘対策法は色々とありますが、実は便秘には種類があり、その種類によって対処法は異なります。自分のタイプを知って、スムーズでキレイな身体を作りましょう。
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3人に1人の女性が悩んでいると言われている「便秘」。 スローエイジング世代である30代になってから便秘気味になる方も多いようです。 便秘の種類や特徴を知って、スムーズでキレイな身体を作りましょう。
便秘に悩んでいる人の割合は?
厚生労働省の「平成25年国民生活基礎調査」によると、便秘に悩んでいる人の割合は、人口1,000人当たり男性26.0人、女性48.7人。 いずれの年代でも女性が多い傾向にありますが、特に20~30代で男女差が大きく、20代では男性8.4人に対して女性40.7人、30代では男性8.8人に対して女性38.3人と、女性は男性の4倍以上となっています。 便秘に悩む人は、自覚症状がなかったり、一過性のものと気に留めない人も合わせると、1000万人を超えていると言われています。
女性に便秘が多いのは、なぜ?
なぜ、女性に便秘が多いのでしょうか? 1つは、便を押し出すのに必要な腹筋の力が弱いこと。 もう1つは、女性ホルモンの影響です。 女性ホルモンであるプロゲステロンには、腸の蠕動運動を弱めたり、水分を溜め込む作用があります。 そのため、腸の中の水分が吸収されてしまい、便が硬くなって排便しにくくなります。 また無理なダイエットや運動不足も便秘の要因となります。
何日出ないと便秘?
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便秘の定義は、学会によっても異なりますが、一般的には3日以上便が出なかったり、1週間に2回以下の排便だと、便秘と言われています。 しかし、一日おきに便が出ていても、便が硬い・残便感があるなどの自覚症状があれば、便秘と言えます。 回数よりも、お腹が張って苦痛や不快を感じると便秘となります。
お腹が張り、硬く太いコロコロとした便が出る人は・・
日本人に多い便秘と言われているのが「弛緩性便秘」です。
硬く太いコロコロとした便が出る、腹痛は少ないがお腹が張るのが特徴です。
運動不足の人や女性、高齢者に多くみられます。
大腸の筋力低下により、蠕動運動が正常に働かないことや、加齢により内臓が垂れ下がり大腸の筋肉のゆるみが悪化することなどが原因です。 適度な運動で筋肉を鍛えること、また栄養バランスが整った食事を心がけ、水分もしっかりと摂っていきましょう。
下腹部に痛みを伴い、硬くコロコロした便が出る人は・・・
下腹部に痛みを伴い、硬くコロコロした便が出ることが多い便秘が「痙攣性便秘」です。
排便後も残便感を感じることがあります。
精神的ストレスが溜まっていたり、よく緊張する人に多くみられます。
過度なストレスは、交感神経と副交感神経のバランスを崩します。
この自律神経が乱れると、大腸の筋肉の収縮が過度に活発となり、痙攣したような状態となってしまいます。
そのため、蠕動運動がスムーズに行われなくなります。
また、便秘と下痢を交互に繰り返すこともあります。
便秘対策というと食物繊維を多く摂ることが思いつきますが、痙攣性便秘は大腸が過剰に働いてしまう便秘のため、食物繊維を過剰に摂取すると余計に痙攣させることとなり逆効果です。
また下剤の使用も逆効果となります。
ストレスを溜めないことが、解決の第一歩です。 生活にアロマテラピー(香り)を取り入れてみましょう。 フルーティー&フローラルの優しい香りのベルガモットがオススメです。
あまり便意を感じない人は・・・
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あまり便意を感じない人は、肛門に近い直腸に何らかの問題があって、便がうまく出せない「直腸性便秘」の可能性が高いです。
このタイプの便秘は、太く硬い便が出ることが多いです。
便意を感じても我慢してしまうことが多いと、直腸に便がある状態に身体が慣れてしまい、便意を感じなくなることがあります。
また下剤や浣腸を乱用していると薬の副作用で直腸の神経が鈍り、直腸性便秘になることがあります。
すると、うまくいきめなかったり、排便時に痛みや違和感が起こります。
まずは、しっかりと朝食を摂り、決まった時間にトイレに入ることを心掛けます。 また、便意を抑制しないことが大切です。 尚、食物繊維を多く摂ることや便秘薬は、かえって直腸の負担を増やしてしまい、症状を悪化させる場合があります。
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便秘が続くと、腹痛や膨満感、食欲不振だけでなく、肌荒れや肩こりなど、全身にまで影響が出ることもあります。
目指せ!腸美人!
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腸美人になることで、スムーズな身体を作ることが可能です。
そのためには、どの便秘タイプであっても、生活習慣を見直すことが大切です。
ストレスを溜めず、便意を我慢しない。 そして身体を冷やさないようにしましょう。 朝食をしっかりと摂り、極端なダイエットや食事制限をせず、バランスのよい食事を心掛けます。 こまめな水分補給も忘れないようにしましょう。 また適度な運動やストレッチ、腹筋運動も取り入れるといいでしょう。
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