日本人のソウルフードと言っても過言ではない「おむすび」と「お味噌汁」。きっと嫌いな人はそういないはず。あれこれご馳走を考えなくても皆が大好きなこの2品でおもてなしをしてみませんか?ちょっとした工夫とひと手間でシンプルメニューを贅沢に見せる、そして食事が楽しくなるアイディアをご紹介します。
ワクワク感をプラスしよう
1.選ぶ楽しみを提供する
シンプルこの上ないおむすびは、メニュー表を作成して
「おかか」「めんたいこ」「こんぶ」「鮭」「梅」「塩」など
好きな具をリクエストしていただきます。
お味噌汁も具やお味噌の種類が選べると嬉しいですね。
お茶だって「煎茶」「玄米茶」「ほうじ茶」など選択肢をあげることが可能。
簡単料理をカスタマイズすればスペシャルメニューに大変身です。
メニュー表を作るなんて面倒!という方は小さな黒板がおススメ。 カフェのようなオシャレな雰囲気を出すことができます。 これなら100均でも手に入りますし、消せるので何度も使えて便利です。
2.開ける楽しみを提供する
「おむすび」を主役級にするため、竹籠を使っています。 籠におむすびを仕込んだら和紙をくるっと巻いて、その上から紐で蝶結びをすればセット完了。
食べる際には紐をほどいて和紙を外して・・・という手間がかかりますが プレゼントを開けるときのような楽しみな瞬間でもあります。
高低差をつけてディスプレイしよう
テーブル全体をコーディネートをする際には、高さのあるものを置くとメリハリがつきます。
特に今回のように食器が少ない場合は背の高いものがあると空間を埋める役割も果たしてくれます。
このコーディネートではおむすびが主役の食事なので、お米を連想させる稲穂を使って高さを出しています。 稲穂の頭が垂れるほど実が熟していることから、豊かさの演出にも繋がります。
アイテムひとつで印象は変わる
たったひとつアイテムを変えるだけで、食卓の雰囲気が劇的に変化することがあります。
稲穂を山帰来に変えると、アールを描いていた柔らかい印象から直線的でキリッとした印象に。
実の赤色がさらに空間を引き締めてくれます。
このようにお花やグリーンなどを季節やメニュー、相手に応じてチョイスすれば 食器をたくさん持たなくても、おもてなしテーブルのバリエーションを増やすことができますよ。
業務用アイテムを活用する
今回使用した籠は大阪の業務用調理具の専門店街「道具屋筋」で150円くらいで購入したもの。
籠でなくても竹皮でおむすびをくるんでも美味しそうに見えますよ。
竹籠や竹皮は業務用アイテムを扱う店舗やネットショッピングサイトなどでも手に入ります。 このような店舗ではプロ仕様の商品が揃っており、見るだけでも楽しめますので是非のぞいてみてください。
シンプルな料理だからこそ、遊び心のあるおもてなしを
凝った料理やきらびやかなテーブルコーディネートはもちろんステキです。
でも、その分だけお金や調理にかける時間も多くなってしまいます。
気張らずにいつものご飯でおもてなしを考えてみませんか?
メニューを作ったり、開ける際のワクワクを演出したりすることで、食べるまでのプロセスも楽しんでいただけますよ。
食卓に遊び心を持ち込めば、きっと会話も弾むことでしょう。
Comments