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知ってた?定番だけど実は栄養素を無駄にしていた、NGな食べ合わせ

何気なくいつも食べている料理。外食でオーダーするメニュー。 美味しくて大好きな食材の組み合わせもありますよね。 でもちょっと待って! 味は美味しくても、一緒に食べることで栄養価が下がってしまうだけでなく、体によくない影響を与えてしまう食べ合わせがあるのです。


「合食禁」と言う食に関する伝承の一つなのですが、どういう組み合わせがNGなのか、またその対処方法の一例をご紹介します。


できれば避けたい食べ合わせとその対処法


「トマト」と「キュウリ」


サラダやサンドイッチ、冷やし中華の具として一緒に入れてしまいがちなこの2つ。 しかしきゅうりに含まれる「アスコルビナーゼ」という酵素がトマトに豊富に含まれる「ビタミンC」を壊してしまう為、良い食べ合わせではないと言われています。 アスコルビナーゼは熱や酸に弱い為、加熱したり酢を加えることで働きを抑えることができる為、サラダに両方入れる場合は、酢入りのドレッシングをかけると良いですよ!


「大根」と「しらす干し」


大根おろしにしらす干しをたっぷり乗せてお醤油をかけて・・・美味しいですよね。 でもこれもNG。 しらす干しには体のたんぱく質の組み立てになくてはならない必須アミノ酸「リジン」が含まれています。しかし大根にはこのリジンの吸収を阻害する「リジンインヒビター」という物質が含まれているのです。 リジンインヒビターは加熱すると働きを抑えられますので、一緒に摂りたい場合は大根を加熱調理しましょう。他にもリジンを豊富に含むサワラ、サバ、そば、高野豆腐などを食べる時は大根おろしや大根サラダは食べないように気を付けると良いですよ。


「ベーコン」と「ほうれん草」


ほうれん草とベーコンのソテーも美味しい定番メニューのひとつ。 でもこれも実はNGな組み合わせで、理由は2つ。 1つめは、ほうれん草に含まれる硝酸、ベーコンに食品添加物として含まれている亜硝酸ナトリウムの存在。これらは体内で亜硝酸に変化し、ベーコンのたんぱく質が分解されて生じるアミンと反応し、発がん性物質の「ニトロソアミン」生成してしまいます。 2つめは、ベーコンに含まれるリン酸塩が、ほうれん草に含まれる鉄分やカルシウムの吸収を妨げてしまうから。 ビタミンCと一緒に摂取すれば亜硝酸は酸化窒素に変化して「ニトロソアミン」の生成を防ぐことができるので、この組み合わせで食べる時はレモンを絞ると良いと思います。またカルシウムは牛乳などで補ってくださいね。


「わかめ」と「ネギ」


わかめのお味噌汁に刻みネギ、入れてしまいがちですよね。 でもネギに含まれる「リン」がわかめに含まれているカルシウムの吸収を阻害してしまうのです。 わかめのカルシウムを摂取したいのであれば、ネギは入れない方が無難です。


食後のお茶やコーヒー、紅茶もNG!

美味しい食事を食べた後は、コーヒーや紅茶、緑茶を飲んでゆっくりしたいもの。 でも食後すぐに飲むのはNGなんです。

その理由は、緑茶やコーヒー、紅茶に含まれているポリフェノールの一種「タンニン」が「鉄」と結合して「タンニン鉄」となり、体内に鉄分が吸収されにくくなってしまうから。 せっかく鉄分の多い食材を摂取していても、うまく体内に吸収することができなくなってします。

食事中~食後1時間ぐらいは飲まない方がおススメ。特に鉄欠乏性貧血の方は気を付けてください。


いかがでしたか? 今回ご紹介した以外にもNGの食べ合わせがまだまだあります。 美味しい食材で栄養素もたっぷり摂れるように、お料理を作る時、オーダーする時、食材の組み合わせにも留意してみてくださいね。

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