どんな肌質の人にも使えることで有名なホホバオイル。その知られざる魅力や使用法をお伝えします。
砂漠でも自生するホホバ
ホホバは、ツゲ科の植物で、不毛地帯や半砂漠地帯でもよく育つ植物です。 過酷な環境で生きている植物だけあって、保水力が高く水分を逃しません。 成長の速度が非常に遅いため、樹齢10年程になってからようやく種子を実らせ始めます。
安定化抜群のオイル
ホホバの種子から低温圧搾法で抽出します。 オイルと呼んでいますが、厳密にいうと「ワックス」に分類され、10度以下で固体になります。 未精製のものは黄金色、精製されたものは透明です。 ニオイはほぼなく、さらっとしています。 370℃以上の高温で4日間熱し続けても品質の変化がないといわれるほど、安定化が高いのが特徴です。
鍵となるのは・・ワックスエステル
ホホバオイルには、ワックスエステルが多量に含まれています。 このワックスエステルは、外界からの異物の進入を防ぐバリア機能があり、肌の乾燥や肌荒れから守ってくれます。 また体内から水分などの損失を防ぐため、肌の潤いを保ちます。 ワックスエステルは、私たちの肌に含まれている成分の1つであるため、肌にとてもなじみやすいのです。
ビタミンもたっぷり
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ホホバオイルには、ビタミンが多く含まれています。
したがって、肌のシミやシワ、たるみを防ぎ、エイジング効果が期待できます。
<ビタミンA>
皮膚の角質化や乾燥を防ぎます。
また肌が本来もつ美しさを引き出す作用が期待できます。
<ビタミンD>
肌の殺菌効果を高めてバリア機能の高い肌を作る手助けをします。
また髪の再生を促進します。
<ビタミンE> シミやそばかすの予防や角質硬化防止、抗酸化作用が期待できます。 また、細胞の活性化や血流を促進します。
毎日のケアに使ってみよう
クレンジング
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成分の90%以上がワックスエステルのホホバオイルは、やさしく汚れを落としてくれます。 また毛穴に詰まった古い脂質(過酸化脂質)とよくなじむので、皮脂汚れを落とすのに最適なオイルです。 オイルを適量手に取って両手で温めてから、軽く指を滑らすように肌に広げていきます。 強くこすらないように注意しましょう。 その後は、ティッシュやコットンでやさしくオフしてから、石鹸洗顔を行います。 ホホバオイルは殺菌効果も期待できるので、肌トラブルにも有効です。
ブースター
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洗顔後、顔の水気を取った後に使用します。 オイルを1~2滴手に取って両手で温めてから、軽く伸ばしてハンドプレスします。 その後に化粧水を使います。
週1のスペシャル毛穴ケア
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週1でオススメしたいのが、毛穴ケア。 洗顔後に水分を拭き取り、清潔な肌に行っていきます。 まずは蒸しタオルをあてて毛穴を開かせます。 オイルを1滴手に取り、クルクルっと毛穴になじませていきます。 その後、ぬるま湯で洗い流します。
ヘアケア
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洗髪後、タオルドライした毛先に なじませます。 ダメージがひどい場合には、ドライヤー後に更につけるといいでしょう。 ぱさついた髪が、まとまりやすくなります。 また、頭皮をマッサージする際にもオススメです。 毛穴を詰まらせる皮脂を浮かし出してくれます。 さらに皮脂量をコントロールしてくれるので、健やかな頭皮へと導いてくれます。
ボディケア
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ハンドクリーム代わりに、オイルを1滴手に取ってなじませます。 また、全身のマッサージオイルとしても使えます。 好きな精油を入れて、お腹や脚のマッサージをしてみましょう。 さらに入浴剤としても使えます。 こちらも好きな精油を加えると、よりリラックス効果が高まります。 ボディクリームいらずの、しっとり肌になります。
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