春は体内のエネルギーを高めて新陳代謝を効果的にアップさせ、冬の間に蓄積したものをリセットするのがおすすめの季節です。ため込んでいた毒素や余分な脂肪、老廃物を排出できる絶好のタイミングです。前に勤めていたホテルのレシピをご紹介しています。
漢方の理論に基づいて体質や症状、体調や季節などを考えながら食材を選びをします。
食材にはそれぞれ性質があります。
食材の性質を活かした料理を食べて、体内のエネルギーを高めて新陳代謝を効果的にアップさせ、冬の間に蓄積したものをリセットするのがおすすめの季節です。
ダイエットの効果をあげるコツは、余分な熱を取り毒素をつかさどる「肝」の働きをサポートしながら、デトックス効果のある食材を取り込むことです。
この「肝」にトラブルがあると気がうまく巡らず体内のリズムも乱れがちになり、胃腸の働きが弱くなります。
生ものや冷たいものは控えて、温かい食材を食べるといいです。
ムリなく自然にムダ肉を落とすタイミングが春です。
春にすっかり毒素を排出しておくと肌荒れなどのトラブルも防止できるので、春こそビターな女性でいてこそ美しさを最大限に発揮してくださいね。
山菜の効果・効能
ワラビやコゴミ、ふきのとう、タラの芽、ぜんまいなどの山菜類も「老廃物」を追い出してくれます。
タケノコは便秘にもおすすめです。
セリ・・・老廃物の排出に貢献する「食べる岩盤浴フード」で解毒を促すとともに、余分な熱をとりイライラを鎮めてくれる作用や高血圧にもおすすめで、利尿作用があるのでむくみにもよいです。
フキ・・・体内の毒素を排出するので、ニキビにもよい食材で、胃の調子を整えたり喉や痰が絡むなどに効果的です。
菜の花・・・肝の機能を高め、めまいやのぼせ、ニキビや吹き出物などの肌トラブルにも効果があります。
よもぎ・・・食物繊維がほうれん草の10倍近くある豊富な薬草で「ハーブの女王」と呼ばれています。
飲んでも嗅いでも、お灸に使っても食べてもよい万能薬草です。
ダイオキシンや農薬、有害な物質を取り除いてくれる働きもあります。
さらに解毒をつかさどる臓器「肝」のパワーアップする、あさり・ホタテ・イカ・カキ・ハマグリとコラボするといいですよ。
旬の食材を使った定食には、ダイエット効果の料理がいっぱいです。 外食しても、旬の食材を気にした食事に心掛けてくださいね。
ふきのとうのお漬物
左側:ふきのとう
ふきのとうはアクが強いので、下茹でしておきます。 しょうゆとお酒、みりんを煮詰めないように合わせた調味料に入れて2~3日冷蔵庫においておけば出来上がりです。
よもぎ豆腐レシピ
昔板場として勤めていたホテルのお料理です。 板場長は変わりましたが、味はとってもおいしく程よい薄味でした。 よもぎとごま、くず粉の絶妙なバランスが調和したお豆腐です。添えに白魚の梅酢和えは、栄養バランスもバッチリで、さすが老舗ホテルの味でした。
写真は添えに白魚の梅和えを添えたお料理です。 酢のモノを添えることで、胃腸の働きを改善させます。
<材 料>
(完成サイズ:約15cmX15cm)
白ごま 250g
くず粉 45g
A)
・昆布だし31/2
・酒 80ml
・塩 小さじ1/3
B)
・よもぎペースト(冷凍)自然解凍してゆでてすり鉢で吸って裏ごしする。(フードプロセッサーにかける)
・酒 1/4
◇ごま豆腐のつゆ ・だし 大さじ4 ・しょうゆ 小さじ2 ・みりん 小さじ2 ・おろしわさび 少量
<よもぎ豆腐の作り方>
1.白ごまを一晩水に浸し水気を切ってフードプロセッサーでまねらかなペースト状にする。
2.1の生地を木綿の布でこして鍋に入れ、昆布だしで溶いたくず粉を加える
火にかけて中火で粘りがでるまで15紛ほど練る。
焦がさないように木べらで鍋底をよくかき混ぜる。
3.Bを混ぜ、2を加えてさらに練る。
水で濡らした型に流し込み、氷水につけて缶の周囲を冷やし固める。
4.ごま豆腐のつゆは鍋にだし、しょうゆ、みりんを合わせて煮立ちさせ冷ましておく。
5.よもぎ豆腐を流し缶から出して切り器に盛る。 つゆを適量をかける。
Comments